タイの不動産賃貸は日本人向けの物件も多く、契約さえしてしまえば快適に過ごせる物件もあります。一方で、水道光熱費の感覚の違いや商習慣の違いには注意が必要で、トラブルになることもあります。
新築物件でも水周りのトラブルに注意が必要など、気をつけなければならない点も多いのです。

日本人向けの物件も多いのが特徴

タイの不動産賃貸
タイの不動産賃貸には日本人向けの物件が存在し、中にはメイドがついて家事も受け持ってくれるケースもあります。不動産業者も日系でやりとりも日本語で行えるなど、タイ語が余りわからなくても不自由しない場合もあるほどです。ただし、価格が安い不動産賃貸などを狙おうとすれば、日本語で対応してもらえる確率がどんどん低くなります。
格安物件などを狙う場合はタイ語でやりとりをしなければならないなど、ハードルがあがってしまうのです。

ほとんどの物件は一年契約で途中解約にペナルティがある

タイの不動産賃貸は貸主を保護する内容が多く盛りこまれていて、一年ごとの契約になっていることが一般的です。貸主の権利を保護するために途中解約でペナルティがあるなど日本とは常識が違う面があることに注意が必要です。
そのため、最初の物件選びに力を入れた方が良く、トラブルがあったからとすぐに住み替えようとしても違約金などで出費がかさむケースがあるのです。
礼金はないものの保証金として家賃2ヶ月分のデポジットが必要ですが、何らかの理由をつけて返してもらえないケースも多々あります。

タイの新築賃貸は油断ができない

日本の常識では新築物件の方が信頼できるイメージがありますが、高じの基準などが異なるタイでは新築物件でトラブルが発生することもあります。水道の水圧が十分か、排水がしっかりとしているかという水周りのチェックは必須で、エアコンの排水漏れなどがないかもチェックしておく必要があるのです。
また、熱帯のタイでは新築物件でもシロアリが出る場合があります。部屋の中に木屑などがたまっていた場合は注意が必要で、早めに対処が必要です。
日本語でやりとりができる不動産オーナーや管理人出なければ自分で対処しなければならない範囲が増えるため、尚更気をつける必要があります。

電気周りや家電などのトラブルも多いため注意

タイの家電は日本性のものよりも品質が低く、エアコンも1年後とのメンテナンスが必要など機能の水準が変わります。メイドや管理会社がメンテナンスをしてくれない場合は自分である程度メンテナンスをしないと不満がたまりやすくなります。また、格安物件のアパートに住んだら電気料金の請求が高すぎて驚くといったケースもあります。
アパートの契約は電気料金にさまざまな手数料や利益が上乗せされて請求されることも珍しくないため、思わぬ出費になることもあるのです。
また、格安アパートなどになるとセキュリティなども甘く、自衛をしないと空き巣などのトラブルに巻き込まれやすくなります。
費用を安くしようとするほど、トラブルにあいやすくなるのがタイの不動産賃貸なのです。

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