東京で中古マンションを購入する時に考えなければいけないのが維持費用の問題です。

中古マンションは物件ごとに状態にばらつきがあります。必要とされる維持費用も物件ごとに異なるため価格が安い代わりに高額な維持費用が発生するような物件もあります。

悪の安さに魔界に注目してしまうと裏に隠れた維持費用の高さを見落としてしまう恐れがあります。居住用として中古マンションを購入するなら維持費用の負担はバカになりません。購入前に必ず維持費用について確認しましょう。

維持費用の中でも注目したいのは固定費用、つまり状況に関係なく発生する支払いです。

毎月の必要経費に関して

安さの裏に理由あり!?中古マンション購入で気をつけたい維持費用の問題

例えばマンションの施設を維持するために必要な管理費は毎月必ず固定額が請求されます。

中古マンションは購入してしまえば家賃は不要ですが管理費の負担は必須です。ジムやパーティールームなど建物内に便利な専用施設があるマンション物件が東京では人気ですが、付帯施設が多ければ多いほど管理費も高額になります。

利用する予定がないのに無駄に豪華な施設を構えた中古マンションを購入してしまうと、使わない施設を維持するためだけに高額の管理費を支払わなくてはいけません。管理費の金額に見合うだけのメリットがあるのか、維持費用のコストパフォーマンスについてもきちんと考えましょう。

管理費と並んで負担が大きいのは修繕積立金です。老朽化に備え工事費用を長期計画で積み立てる修繕積立金はマンションに欠かせない維持費用ですが、注意が必要なのは建物全体の修繕費用を入居者全員で負担する点です。

中古マンションが満室でも半数しか入居していなくても将来必要になる工事費用は変わりません。これは金額が変わらないのに入居者数は減った場合は少ない人数で修繕費用を賄う必要があります。

長期修繕計画では一定の入居率を想定して積立金を予定していますが、計画よりも入居率が下回れば積立金不足に備えて負担金額が引き上げられる可能性があります。

築年数の古い物件ほど修繕積立金の問題は重要になります。東京の築年数が古い中古マンションには立地条件などを考えても驚くほど安い物件が見られますが、相場を離れて大幅に値引きされた物件は修繕積立金絡みのトラブルが懸念されます。

トラブルを抱えた物件は手放そうとしても売却は簡単に進みません。売るに売れない中古マンションを抱えてしまうと維持費用の支払い義務のみが発生してしまいます。

厄介な物件を抱え込まないためにも中古マンション購入前に修繕積立金の支払い状況は必ず確認してください。

もし問題があるようならどんなに好条件のマンションでも購入計画を一旦白紙に戻して考え直してましょう。

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