部屋を借りて引越しをする時には、初期費用がかかります。
この初期費用はなるべく安く済ませたいものですが、忙しさもあり何となく不動産屋や大家さんのいいなりに支払ってしまっている人も多いでしょう。
部屋を借りる際にお得に出費を押さえる方法を知って起き、いざという時に役立てましょう。
・敷金・礼金ゼロの物件を探す
そもそも敷金とは保証金の役割をしていて、万が一家賃が支払えなくなった時や、退去する際に修繕費用として補填される費用です。
不動産会社の規模によっては不要となるところもあります。
そして礼金とは、大家に支払うものであり、退去時に戻ってくることは期待できません。
最近ではこの敷金・礼金がゼロという物件も増えてきています。
部屋を貸す側にとって困るのは、空室状態が長く続くことで、その為に敷金や礼金をゼロにして入居者を増やしたいのです。
これを考えると元々ゼロのところを選ぶか、敷金は仕方がないとしても礼金に関しては値下げ交渉をすることが可能です。
・フリーレント物件を探す
賃貸物件の中で「フリーレント1ヶ月」という条件を見かけたこともあるでしょう。
フリーレントとは文字通り、家賃がタダになるという意味で、上記の場合1ヵ月分が無料になります。
基本的に家賃は先払いですので、入居時の費用がグンと抑えられます。
なるべく空室を作らない為にと不動産屋が工夫して導入しているシステムで、契約前に交渉すれば応じてくれる可能性もあります。
但し、フリーレントは一定の入居期間が定められていて、その期間よりも前に解約した場合には違約金が発生することがあります。
・日割り家賃にして貰う
引越しのタイミングは月初にするのが一番ですが、仕事や引越し業者の都合で中々そうはいかないものです。
月の10日頃に入居するとなると、その分の家賃が勿体ないと感じます。
この場合、金額が小さい程交渉可能で、日割り家賃で精算して貰えるかも知れません。
交渉をする際のコツは、あまり押し付け過ぎずにあくまで「お願い」をする姿勢を持つことです。
相手も人間ですので、ずるがしこくごまかそうとしている訳ではないという気持ちが通じれば、応じてくれる可能性があります。
もし断られた場合にはすぐに諦めることが大切です。
・引っ越しのスケジュールを考える
引越しをする際に費用を抑える方法として最も重要なのは、引越し業者とスケジュールの設定です。
一般的に引越し業者では3月~5月、9月~10月などの会社の人事異動や学校の学期初め直前の時期が繁忙期となり、その時期には引越し費用がグンと高くなります。
また、金曜日~月曜日にかけても料金が高く設定されているので、必ず複数業者から見積もりを取りましょう。