微笑みの国、タイの人口を知っていますか?

微笑みの国と言われるタイは日本人の旅行先や移住先として人気の国です。タイは1年を通して温暖な気候と、日本と同じ仏教徒が大半を占めてタイ人の親しみやすい人柄が人気です。このようなタイは、国土の広さは日本の約1.4倍で北部はラオスやミャンマーに接して南はマレーシアに接する南北に長い国です。タイはバンコク都とその他76の県から成り立ち、エリアはチェンマイやチェンライなどが位置する北部エリア、広大な高原が続くイサーンエリア、政治・経済の中心のバンコクが位置する中央エリア、チョンブリやラヨーンなど海辺のリゾートエリアの東部エリア、そして西洋人に人気のプーケットやサムイ島などがある南部エリアに分かれています。ではこのようなタイの人口とはどのようになっているのでしょうか。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

タイ | バンコクの不動産 アパートマンション スックリビング

タイの人口と特徴

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タイの人口は2022年度では6,617万人で世界順位では20位、人口密度は㎢あたり136人で世界順位では62位です。平均寿命は77.34歳で世界順位では51位になります。

人口分布の特徴としましては、バンコクへの一極集中でバンコク都の登録されている人口は558万人です。さらに隣接するサムットプラカーン県やノンタブリ県などバンコクのベッドタウンなどを含めると800万人くらいになりますが、バンコクは地方から転居して住民登録をしていない人を含めると約1,000万人位になると言われています。

これほどバンコクに集中するのはバンコク以外には仕事がないのが原因です。日本のように東京以外にも大阪や福岡など地方でも産業があるため人口が分散します。一方、タイはバンコクとサムットプラカーンやチョンブリなど周辺の県に外国企業が入る工業団地があるだけで地方都市には農業や観光業が主体となるため中央都市に人口が集中します。

 

エリア別人口の分布

 

タイは5つのエリアに分かれていることと、バンコクが位置する中央に人口が集中していることは説明しましたが、ここではエリアの特徴と主要都市の人口を紹介します。

 

・北部エリア

 

タイ北部エリアはナコンサワン県より北部の17県になります。主な県としてはチェンマイやチェンライ、スコータイなどが観光では人気です。北部エリアはミャンマーやラオスに接しているため様々な民族の文化の影響を受けて発展してきました。13世紀から20世紀まで続いたランナー王朝時代の面影が残る古都、首長族などの少数民族が暮らすエリアです。

 

北部エリア主な県の人口

チェンマイ 178万人 チェンライ 129万人 ペッチャブーン 98万人

 

・東北エリア

 

東北エリアはイサーン地方と呼ばれてタイで最も広いエリアです。イサーンには全部で20県あり、東北部にはメコン川が流れてラオスやカンボジアと接しているため両国からの歴史や文化の影響を大きく受けている特徴があります。

イサーン地方の特徴としては農業以外に産業がないため他の地域と比べると貧しい地域になります。バンコクなどの都市に出稼ぎ労働者が多いのがこの地域です。

 

東北エリア主な県の人口

ナコーンラチャシーマー 263万人 ウボンラチャタニー 186万人 コンケーン 179万人

 

・中央エリア

 

北部はロッブリ―から南部のプラチュワプキリカーンまで全17県と1都があります。ここには政治・経済の中心地バンコクを中心に人口が最も多いエリアで,アユタヤやカンチャナブリ―など人気の観光地もあるため外国人観光客にも人気のエリアです。

 

中央エリア主な県の人口

バンコク 558万人 サムットプラカーン 135万人 ノンタブリ 127万人

 

・東部エリア

 

東部エリアは全部で8県あり、パタヤやチャーン島など人気の観光地があります。一方では、チョンブリやラヨーンには大規模な工業団地があり、チョンブリのシラチャはこれらの工業団地に勤務する日本人がたくさん暮らしていることで有名です。

 

東部エリアの主な県の人口

チョンブリ 156万人 ラヨーン 74万人 チャチュンサオ 72万人

 

・南部エリア

 

南部エリアは14県で、北部はチュンボーンから南部は深南部と言われるマレーシアに接するナラティワートやヤラーまで南北に長いエリアです。このエリアは全部の県でタイ湾やアンダマン海に接しているため漁業が盛んで、プーケットやサムイ島など外国人観光客に人気の島があります。また、こちらで暮らす人の多くはイスラム教と言う特徴があります。

 

南部エリアの主な県の人口

ナコンシータマラート 155万人 ソンクラー142万人 スラ―ターニー106万人

 

タイの人口の今後の見通し

 

タイ国家経済社会開発委員会の発表では今後も若干伸び続けて、2028年にピークを迎えてその後は徐々に減少するとみられています。2029年以降は毎年0.2%のペースで減少して2040年時点で6540万人に減少するとの予測が示されています。

年齢別では014歳は1,120万人から2040年には840万人に減少する一方、60歳以上は1,200万人から2,042万人に急増して本格的な高齢社会に突入します。

地域別ではバンコクの労働人口が増加する一方、北部では特に高齢者の人口が増加して、南部は他のエリアと比べて子供の人口が増加するとみられています。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

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