いまさら聞けないチップの習慣 タイ・バンコクでスマートに暮らす

海外に仕事や旅行に行かれた時に迷うのはチップではないでしょうか。日本にもご祝儀などと紙でお金を包んで相手に渡すことはありますが現金をそのまま渡すと相手を侮辱したことになります。一方、海外ではアメリカのようにチップの基準が決められている国は支払金額の1520%を加算して支払えばよいのですが、日本のようにチップ制度のない国はどうしてよいのか分からない場合が多いです。そんな国の一つにタイがあります。タイは日本と同じようにチップ制度はありませんが、日本のようにチップとして現金を渡すと相手を侮辱すると言う考えはありません。むしろ心付けとして相手からは感謝されますし、場合によってはチップを支払わないと非難される場合があります。しかし。相手にチップが欲しいか聞くわけにもいきません。ここではタイ・バンコクでスマートに暮らすためにタイのチップ制度について紹介します。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

タイ | バンコクの不動産 アパートマンション スックリビング

タイのチップ事情

 

タイはチップの制度がないと国と紹介されている場合がありますが、日本と同じように全くチップがないわけではありません。タイはさまざまな国から観光や長期滞在で訪れているため一部ではチップの習慣が根付きました。チップを支払わないとトラブルを招いたり次からサービスが極端に悪くなったりします。ではタイではどのようなシーンでチップが必要なのかを紹介します。

 

1.ホテル

 

外国人観光客がバンコクでが最も利用するのがホテルです。ここでは欧米並みにチップが必要です。チップが必要なのはベッドメイキングやルームサービスなどでサービスを受けるたびに渡すようにしましょう。

コンシェルジェにも時間をかけて教えてもらったことがあればチップを渡しましょう。ベッドメイキングは直接渡せることが少ないので枕元に置きましょう。金額は20バーツから40バーツです。(2023年5月2日現在1バーツは4円)

 

2.レストラン

 

レストランで食事をした時にチップをどうするのか迷うことがあるのではないでしょうか。タイではキャッシャーで支払いをするレストランが増えましたが、まだテーブルで支払いをするところが多いです。この時にショッピングモールなどのレストランではチップは必要ありません。それ以外の西洋料理や焼き肉店などのレストランではレシートをチェックしてサービス料が加算されていたらチップは必要ありません。サービス料は料金の10%が多いのでサービス料がないレストランでは10%ほどチップを払いましょう。

 

3.タイマッサージ

 

タイマッサージにもチップを払うのが一般的です。マッサージ師は収入が少ないのでチップは貴重な収入源の一つになっています。金額は1時間以上のマッサージ受けた時には100バーツ程度です。

 

4.ゴルフ

 

ゴルフをラウンドするときにタイではプレーヤー1名にキャディが1名付きます。基本的にグリーンフィやキャディフィはスタート前に支払いますが、キャディフィとキャディチップは違います。ほとんどのゴルフ場ではキャディは固定給がなくキャディフィとチップが収入源です。キャディフィはラウンドが終了したときに直接キャディに払います。金額はその時の満足度によって300500バーツです。

また、バンコクなどにはゴルフレンジがあります。到着時にはクラブを運んでくれます。終了時にはスタッフがクラブを掃除してバッグに入れて出口や車まで運んでくれます。この時にはバーツチップを払いましょう。金額はそれぞれ20バーツ程度です。

 

5.タクシー

 

タクシーの運転手へのチップは運転だけであれば運賃のお釣りをそのままチップとして渡せば問題ありません。荷物などをトランクに入れてもらった時などは20バーツ余分に渡すようにしましょう。

 

6.部屋の修繕

 

バンコクなどのコンドミニアムやアパートメントなどで暮らすとエンジニアと呼ばれる施設の管理・修繕の係がいます。この係はもらっていますが、チップを払うと次からはサービスが良くなります。金額は100バーツ程度です。

 

7.ツアーガイド

 

タイに観光に来られた時にガイドを雇う方もいらっしゃいます。ガイドは地理に不慣れなツアー客に見どころなどを説明してくれますが、多くのツアー客はタイに来る前や到着後にエージェントを通して雇います。この時のツアーガイドの料金は非常に高額なのでチップを払う必要はありません。

 

チップの必要性と渡し方

 

タイのチップは感謝のしるしなので特に決まった金額はありませんが、多すぎても少なすぎてもいけないので基本的な金額は覚えておきましょう。チップはお札で渡すようにしましょう。直接やり取りができる時には別れ際に直接渡します。また、バーなどで相手にお釣りと一緒に渡すと従業員に分配するチップボックスに入れてしまうのでお釣りとは別に直接渡しましょう。

 

このようにチップの習慣がないと言われていたタイではいろいろな場面でチップを払うようになっています。これは欧米などの影響とも言えますが、タイ人からしてみれば日本はチップの習慣がないので日本人はチップを払わなくて良いと言う事にはなりませんので、必要なところではチップを払ってスマートに暮らしましょう。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

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