海外への不動産投資は、専門の不動産投資会社を通じて行うのが一般的です。そのほとんどは物件を仲介する業者ですが、無知に付け込んで悪質な取引を持ちかけてくるケースも後を絶ちません。トラブルにあう可能性もゼロではないため注意が必要です。特に海外への不動産投資が初めての方は、時間をかけて慎重に選ぶことをおすすめします。

悪徳な海外の不動産投資会社に注意

海外の不動産投資の税金はどうなるの?ポイントをまとめました!

海外へ不動産投資会社はさまざまありますが、安易に選ぶべきではありません。どのような国へ投資するにせよ、悪徳業者を選んでしまうと、以下のようなトラブルに巻き込まれる危険があります。

 

法外な仲介料を請求されるケースも…

 

海外の物件を仲介している不動産投資会社の場合、日本の業者と同じく所定の仲介手数料を請求します。良心的な業者なら物件価格の3%程度に落ち着きますが、それを超えて請求してくるパターンも中にはあります。手数料の負担が大きくなると資金効率が下がり、利回りにも影響します。物件を契約する前に聞いておくことが大切です。

 

トラブルがあっても対応してもらえない

 

海外の不動産投資はトラブルも付き物ですが、悪徳な不動産投資会社だと対応してもらえない可能性があります。こうした業者は、物件の販売や仲介までが取引と考えており、後のことは全て自己解決が求められるのです。しかし、海外での不動産投資に慣れていないと、トラブルの解決など無理でしょう。不動産投資会社を選ぶ時は、トラブルにも対応してくれるか確認することが求められます。

 

最悪詐欺にあう危険がある

 

めったにありませんが、詐欺被害にあうリスクも潜んでいます。例えば取引成立と見せかけて資金を持ち逃げされたり、物件の引き渡しが行われなかったりなど、あらゆるパターンが考えられます。もし詐欺にあってしまったら、最悪資金を全て失う結果になりかねません。いずれにしても、怪しいと思ったら取引をしないことが賢明といえます。

 

海外の不動産会社を賢く選ぶコツ

 

海外の不動産投資会社を間違えて選ぶと、後悔することにつながりかねません。少しでも安心して投資を行うためには、以下の全てに当てはまる業者を選ぶようにしましょう。

 

投資対象国の不動産事情に詳しい

 

まず絶対条件として、投資対象国の不動産事情に詳しいかどうかが挙げられます。日本からは入手できる情報が限られるうえ、個人では限界があります。事情に詳しい業者を選べば、詳しい実情も教えてもらえるでしょう。反対に曖昧な返答しかしなかった場合、取引は止めることも検討すべきです。

 

現地に支店がある・エージェントとパイプがある

 

現地に支店を開設しているか、エージェントとのパイプを持っているかも確認をおすすめします。いずれかに当てはまる場合、もしもの時に手厚いフォローを受けられる可能性が高い業者といえます。

 

最低でも現地のエージェントとパイプを持っていないと、本当に該当国への投資ができるのかという疑問も残ります。

 

物件の仲介・販売実績が豊富にある

 

実績もチェックが必要な項目です。不動産投資会社は非常に多くありますが、リスクを下げるなら物件の仲介や販売実績は必ずチェックしておきましょう。実績が豊富な業者であれば、安心して不動産投資の相談ができます。ただし、実績を捏造している可能性もゼロではありませんので、商談前に具体例をいくつか見せてもらいましょう。

 

デメリットやリスクも包み隠さず話してくれる

 

投資の話になると、ついメリットに目が行きがちですが、デメリットやリスクについても包み隠さず話してくれる不動産投資会社を選びましょう。海外への不動産投資はメリットも多いですが、デメリットやリスクもゼロではありません。しかし、それを隠す業者は安全な業者といえないでしょう。

 

アフターフォローや相談できる体制が整っている

 

海外の不動産投資は物件購入後が本番です。税金面から家賃滞納まで、あらゆる問題が発生しますので、そうしたトラブルに対応できる業者を選ぶことが望ましいでしょう。不動産投資会社を選ぶ時は、アフターなどの体制が整っているか確認することが大切です。

 

海外の不動産会社はじっくり選ぶこと

 

不動産投資会社を利用すれば、個人でも手軽に海外へ不動産投資できます。しかし、その業者が絶対に安心とは限りませんし、トラブルに巻き込まれるケースもあります。

 

安心して不動産投資をするためにも、不動産投資会社は慎重に選ぶことが重要です。上記で挙げた点をチェックし、問題ないと判断できた業者を選びましょう。

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