海外に移住する時に気になるのは移住するための費用ではないでしょうか。日本国内で引っ越しする時は引っ越し業者の費用や現地までの移動費用、新居で不足する家具や電化製品などの購入費用と物件によっては敷金や不動産会社への礼金などが発生します。
これがタイに移住でも同じような費用が発生しますが、単身であれば生活に必要なものはハンドキャリーで持ってくることも可能ですが、家族で移動となると荷物も増えるのでそのようなわけにはいきません。ここではこれからタイ・バンコクにご家族で移住をお考えの方に費用に行いて紹介します。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。
移住にかかる費用
家族でタイに移住する場合には、住居を選ぶための現地の下見と日本からタイへ移住する時の交通費、引っ越し業者の費用、現地での移動先に入居できるまでのホテル代（すぐに入居できる場合は不要）、賃貸住宅の保証金と家賃、家具や電化製品の購入費用、学校や幼稚園の学費などがありますので項目別に見ていきましょう。
1．現地の下見費用
居住先が決まっていれば下見の必要はありませんが、そうでない場合は現地視察が必要です。ここで掛かる費用は往復の航空運賃×人数、ホテルの宿泊代などになりますが、バンコクの地理に不慣れな場合は予め現地の不動産会社に希望の内容を伝えておくと物件を決めるのもスムーズです。費用の目安としては2名で２泊3日の場合航空運賃が18万円、ホテル代が２万円くらいで合計20万円くらいが目安になります。この費用は苦アリアの航空会社を利用してバンコクの中堅ホテルに宿泊した場合の平均的な金額ですのでLCCを利用してもう少し安いホテルを利用すれば費用は安くなります。
2．引っ越し業者の費用
日本からバンコクまでの家財道具の運搬費用ですがここでかかるのが日本からの輸出費用・運賃・タイ輸入費用などが発生します。費用は荷物の量によって異なりますので一概にはわかりませんがタイの賃貸住宅の多くは家具が付いていますので下見の時にチェックして極力荷物は減らしましょう。節約をするなら、極力ハンドキャリーで持ち込んで航空運賃は高額なので最小限必要な物だけ利用して、後から届いても大丈夫なものは船便にしましょう。
バンコクに荷物を搬送する時の料金の目安としては段ボール10箱で7～10万円、15箱で10～13万円、１８箱で13～15万円を目安にしましょう。
3．移動費用
こちらは下見の時の費用と同じですが航空運賃が片道になりますので１名５万円、ホテルに宿泊が必要な場合は１部屋（基本的には2名）１万円×宿泊日数が目安になります。
4．保証金と家賃その他
物件が決まったら保証金と家賃を払って契約します。保証金は一般的に家賃の2カ月になりますので。５万バーツの家賃でしたら15万バーツ（2023年5月５日現在約60万円）ほどが必要です。
4．家具や電化製品の購入費用
タイの賃貸住宅は基本的にソファーやベッド、ダイニングテーブルなどの家具や、テレビやエアコン、冷蔵庫や洗濯機などは完備されています。必要になるのは食器類やベッドカバーなどでしょう。これらはお部屋を確認してから必要な分だけ購入すると無駄がありません。
5．子供の幼稚園、学校の費用
バンコクに移住した家族に幼稚園や学校に通うお子様がいる場合には保育費や学費がかかります。バンコクには日本人がたくさん暮らすプロンポンやトンローエリアに日本人向けの幼稚園があります。幼稚園により費用は異なりますが大体の金額は入園料が15,000～30,000バーツで保育料は月額10,000～20,000バーツほどになります。小中学校に通うお子様がいる場合はバンコクには日本人学校がありほとんどの子供たちが通っています。日本人学校は私立のため入学金や授業料が必要になります。入学金は16万バーツで授業料は学期ごとに分けられていて1学期と2学期はそれ58,400バーツ、3学期は29,200バーツで年間146,000バーツになります。これまで日本の公立学校は授業料が無料なので家庭にとっては負担になります。
バンコクに移住するモデル費用
これまでバンコクに移住する費用を項目ごとに紹介してきましたが知りたいのは合計でいくらかかるのかではないでしょうか。ここでは移住にかかる合計金額のモデルケースを紹介します。
ご夫婦でバンコクに移住の場合
物件の下見20万円+引っ越し費用10万円+バンコクへの移住費用12万円+物件の保証金と家賃60万円（5万バーツの家賃）+現地で家具などの購入費3万円＝105万円
ご夫婦と学校に通う子供1名の場合
物件の下見20万円+引っ越し費用15万円+バンコクへの移住費用17万円+物件の保証金と家賃60万円（5万バーツの家賃）+現地で家具などの購入費3万円+日本人学校入学金64万円（その他授業料が必要）＝179万円
以上になりますがあくまでモデルケースですので、引っ越しの荷物の量や家賃などによって大きく変わります。
バンコクへの移住費用いかがでしたでしょうか意外と費用が掛かると思われるかも知れませんが、移住前にバンコクの不動産会社と連絡を取り物件を絞っておけば事前の下見の必要がなありませんし、部屋の家具や電化製品が分かれば日本から余分な荷物を送る必要もありません。このように事前に移住計画をしっかり立てることで移住費用が安くなります。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。
