家を購入するときには、いろいろ気をつけることはたくさんありますが、特に京都だからこそ気をつけなければならない点について、今回挙げてみます。
京都は、観光で訪れるイメージと実際に住んだ環境には、大きな差があります。
年間に何十万人も訪れる観光地ですので、場所によっては正直、騒がしい通りなどもありますし、夜でも人通りが多かったりします。
家を購入するときには、地域をきちんと調べることです。
物件購入前に調べたい!京都の住みやすい地域を下調べ
「そんなのどこの県でも一緒でしょう」なんて簡単な話ではなく、京都にはあちこちにあまりよそ者が馴染めない地域が点在します。
住みやすい地域と、なかなかよそ者が馴染むには困難な地域では、家を購入したあとに幸せなのか苦労するのかの別れ目になりますので、必ず購入前に情報を得ておきましょう。
特に、不動産売買の業者だけではなく、一人暮らしに強いような賃貸業者にも地域性を聞いてから購入したほうが安全です。
また京都は、歴史と文化を大切に思う地域です。
地域によって制約がある
地域によってはベランダや玄関の指定や、家の前に自由に物が置けないなと、細かい規定があります。
それで多少の不便が生じるかもしれませんが、だからこそ今の京都の景観が守られていますので、歴史と文化を一緒に守る一員となれるかどうか、心構えも整えてから家を購入しましょう。
また、お子様がいらっしゃる場合には、家の購入の前に小学校と中学校の公立の状況も調べておいてください。
家の周りは大丈夫そうでも、同じ学区に遠くのエリアが含まれていたりします。
よそ者をなかなか受け入れ難い地域が、その同じ学区に含まれていたりすると、子どもさんもクラスに馴染むのに苦労してしまうかもしれません。
「子どもどうし元気に遊べば大丈夫」とはなかなか簡単に片付けられないのが京都です。
それは、歴史や文化を重んじる誇りや伝統、風習などが根強くあるからです。
一人暮らしの女性が好むような地域や、おしゃれなカフェがあるような閑静な住宅街などは比較的住みやすいようです。
物件購入前に調べたい!京都の気候を下調べ
次に、気をつけることは、気候です。
購入する家の素材や構造が、京都の気候を考慮して造られているのかをしっかり調べてから買いましょう。
京都は、盆地のため夏は非常に熱くジメジメし熱帯夜の過酷さは日本一と言われています。
そして、冬は底冷えするほど寒く、乾燥します。
また昼と夜の寒暖差が激しいです。
家が、その対策をされて造られているかに着目して購入するといいでしょう。
専門家にみてもらったり、建てた業者が京都に強い業者なのかを調べてます。
もし気候を考慮されてないような家ならば、おそらく暮らしが過酷になりますので、通気性をよくしたり断熱材の工夫など、何か対策ができるかを考えます。
そのような気候対策が難しいようでしたら、暮らしが過酷になりますので、購入を見直したほうが無難です。
家は高額ですので、買ってから後悔のないように、家だけを見て買うのではなく、歴史や文化的背景、気候などそれら全て含めて家の一部だととらえて買うようにしましょう。