タイ・バンコクの気候はどんなだろう。気温や天候の調べ方教えます。

日本は南北に長い国で北は亜寒帯から南は亜熱帯まで様々な気候区分に属しています。また、日本列島には高い山々が連なるため、冬は日本海側では曇りや雨が多く太平洋側では晴れの日が多くなり、夏と冬の気温差が多いもの特徴です。

一方、タイは熱帯モンスーン気候で1年を通して高温多湿で日本の78月のような暑い日が続きます。このようなタイの気候ですがタイにも日本と同じように季節があります。ここではタイ・バンコクの気候についてご紹介します。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

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タイの季節

タイは常夏の国ですので1年中暑く季節がないと思っている方が多いのではないでしょうか。しかし、タイにも季節があります。タイの季節は日本のように四季ではなく暑季と雨季、乾季の3つの季節です。日本の季節は主に気温の差が異なることですが、タイの季節は気温と天候の違いがあります。

 

  1. 暑季

 

タイで最も暑い時期が暑季になります。期間は3月から6月ころまでになりますが、その中で最も暑いのが4月です。この時期は4月13日から15日はソンクランと言ってタイの新年になります。ソンクランでは有名な水かけ祭りが行われて道端で通行する人や車などに水をかける姿が見られます。バンコクでは、カオサンやシーロム、サイアムなどにはタイ人だけでなく外国人観光客も集まり水をかけあっています。

この時期の天候は雨がほとんど降らず、気温はバンコクでは30度後半で夜になっても30度くらいです。最も暑いのは北部エリアで盆地になっているチェンマイやチェンライは40度を超える気温になりますが夜間は23度くらいまで下がります。また、プーケットなどの南部エリアは海に囲まれていることもありバンコク程気温が上がらず夜間との温度差もあまりありません。また、バンコクなどと天候が異なり雨の日も多くあります。

 

  1. 雨季

 

暑季の後半から雨の日が増えて6月から10月くらいが雨季になります。雨季は1日中雨が降り続くことはほとんどなく1時間ほどで雨は止みますが、日本のゲリラ豪雨のようで外を歩くことはできません。雨量によっては至る所で洪水が発生して、バンコクでは洪水が原因で渋滞もたびたび発生します。

この時期は、暑季と同じように気温は高いですがいったん雨が降ると30度以下になることもしばしばあります。特に朝雨が降るとその日は比較的涼しく過ごせます。

雨季後半の10月ころは雨の降り方が激しくなり10分程で道路が冠水して1時間ほどで止んでもしばらくは水が引かないので歩くことができない状態になります。

また、雨季はフルーツがおいしい季節と言われてドリアンやマンゴスチン、マンゴーなどタイを代表するフルーツ食べごろを迎えます。

 

乾季

 

雨季が終わる1011月ころから暑季までの間が乾季です。乾季は気温が上がらず雨も降らないため1年で最も過ごしやすい季節です。その中でも12月から1月が最も過ごしやすい時期になります。この時期はバンコクでは最高気温が30度くらいで最低気温が23度くらいですが20度を下回ることもあります。北部エリアが最も気温が低くチェンマイでは日中が25度くらいで夜は10度くらいになることもあります。山間部では氷点下になることもあり凍死者が出るほどです。南部エリアは最高気温が32度くらいで最低気温が27度くらいで寒暖の差がないため過ごしやすいですが、マレー半島に近いエリアのアンダマン海側では雨の多い季節になります。

また、この時期毎年深刻な問題になるのが大気汚染のPM2.5です。バンコクでは車の排気ガスが主な原因で、チェンマイなどは焼畑が主な原因と言われています。バンコクではこれまでバーヨークスカイなどの高層ビルがはっきり見えていたのがかすんで見えにくくなるほど汚染されます。また、チェンマイなどでは1日中霧がかかったように周りが見えなくなります。PM2.5は暑季に入り少し雨が降るようになると解消されます。

 

タイの天候で気をつけること

 

タイの暑さは体で感じて分かりますが、気をつけなければいけないのが紫外線の強さです。タイの紫外線の強さは日本とは比べ物にならないほど強烈で、短時間直射日光を浴びただけでも日焼けや最悪やけどになることがあります。日中はタイ人でも紫外線を避けるように歩いていますので日本人は一層注意しなければなりません。最も日焼けをしやすいのは、タイではゴルフやビーチなどで楽しく遊べますが、ゴルフでは日傘やUVカットの長袖カットのアンダーウエアなどで紫外線を回避して、ビーチでも水着の上にTシャツなどを着用して長時間直射日光に当たらないよう注意する事が大切です。

 

このようにタイの気候は日本とは大きく異なりエリアによっても違います。バンコクで暮らして乾季にチェンマイなどの北部エリアに半袖だけで旅行に行って寒さで風邪をひいてしまうこともありますので常夏の国と言っても気温や天候に注意する事が必要です。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

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