日本人に人気のエリア!タイのスクンビットの不動産購入事情を解説

スクンビットはバンコクの日本人街

タイの首都バンコクのスクンビット地区は日本人街と呼ばれるほど日本人が多く住むエリアです。タイの現地駐在員を中心に多くの日本人が暮らしており、バンコクに住む日本人のほとんどがスクンビットに済んでいると言ってもいいほどです。近年は急速に発展が進んでいることもあって不動産投資先としても注目を集めているスクンビットですが、不動産事情はどうなっているのでしょうか。

物件はアッパーミドルから高級コンドミニアムが多い

日本人に人気のエリア!タイのスクンビットの不動産購入事情を解説

スクンビットはバンコクの中でも高級住宅街として知られるエリアです。購入候補となる不動産物件は日本でいうところのタワーマンションに相当するコンドミニアムや高級マンションが中心になります。安価なアパート物件もありますが外国人が購入する不動産としては高級物件が中心です。
スクンビットは位置的にバンコク中心街からやや離れていますが、バンコクの工業団地に近いこともあり大企業に勤務するハイクラスのビジネスマンに人気のエリアです。タイの経済発展に比例するようにバンコクの不動産相場は上昇の一途をたどっていますがスクンビットも例外ではありません。スクンビットの不動産購入者の約4分の1が街区黒人を占めていることもあり、底堅い需要がエリア全体の不動産価格を押し上げる要因となっています。

価格目安は平米あたり100,000バーツから

スクンビットの不動産価格は中の上クラスで平米あたり100,000バーツ、日本円に換算すると36万円がおおよその相場です。スクンビットは高級物件が中心なので相場はもう少し高く平米あたり150,000~200,000バーツの物件が人気の中心です。
バンコクの土地価格はここ数年に渡り毎年10%を超える大幅上昇を続けています。2018年は30%以上値上がりした地域も見られ、スクンビット地区も例外ではありません。土地価格高騰の影響を受けて新築物件を中心に不動産価格は急騰と言ってもいいほどの高騰を見せています。50平米で3,000,000バーツを超える高級コンドミニアムの建設も相次いでいますが完成前の段階で完売してしまうほど不動産市場は過熱気味です。

スクンビットの不動産相場は底堅い

不動産建設ラッシュのあおりを受ける形でバンコク市内でも交通利便性の低い不人気物件を中心に価格が下落する動きも見られますが影響は一部にとどまります。スクンビットはBTSスクンビット線による高い交通利便性とイオンシラチャを中心としたショッピングモールの生活利便性が評価されているため不動産相場は上昇を続けています。

築15年以上で駅徒歩10分以上が狙い目

スクンビットでお手頃の物件を探すなら築15年以上で駅徒歩10分以上のコンドミニアムが狙い目です。開発初期建設されたコンドミニアムは新たに建設が進む高級コンドミニアムに人気が移りつつあることで全体の不動産価格が上昇する中で相対的に価格が抑えられています。スクンビットではBTSを中心とした交通利便性を重視して物件を選ぶ人が多く、駅徒歩10分以上の物件は相場がワンランク下がります。
築15年と言ってももともと高級コンドミニアムとして建設された建物なので済むのに問題はありません。駅までも距離も10分なら無理なく通える範囲ですし、歩くのが面倒ならタイの日常の足として利用されているバイクタクシーを使うという手もあります。今後駅周辺の再開発が一段落すれば駅から離れたエリアの物件が再評価される可能性は高く、居住用としても投資用としても魅力ある物件です。

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