タイ在住の日本人はどんな仕事をしているの?注目の職種や就労ビザを紹介

タイには約5,800社もの日本企業が進出しています。同時にたくさんの駐在員が働いていますが、その他にもタイの現地で採用された人たちも働いています。タイに進出している日本企業は自動車や機械、電気などの製造業や、建設や物流、食品など多岐にわたります。では、タイ在住の日本人はそんな仕事をしており、どんな職種が注目されているのでしょうか。また、その人たちはどんなビザで滞在しているのでしょうか。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

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日本企業のタイ進出

日本の企業がタイに進出を始めたのは1990年代で、多くの企業は自動車や機械などの工場です。日本の企業がタイに進出を決めたのは東南アジアの中央に位置する立地の良さと人件費の安さです。当時のタイは農業が主な産業で工業製を作る技術はありませんでした。現在のように工業製品を輸出できるのは多くは外国企業のものです。このようにタイは外国企業の工場として発展してきました。

 

タイ在住の日本人の仕事

1.工場のエンジニア

タイ在住の日本人の仕事で最も多いのが工場のエンジニアです。タイの工場ではたくさんのタイ人が現場で働き、グループはタイ人のエンジニアが担当していますが、複数のグループをまとめるのが日本人のエンジニアです。日本人エンジニアの仕事はこれだけではなく細かな技術をタイ人に教える必要もあります。

 

2.日本企業への営業

日系企業の多いタイでは日本人の営業がたくさん働いています。主な業種としては製造業やサービス業、運輸・貿易業、建設業など幅広い業種があるのが特徴です。

これらの業種の取引先は日本の企業で相手の担当は日本人です。営業は新しい製品についての説明やミーティングなど細かいやり取りを日本語で行うため日本人の営業は重要です。また、タイ人スタッフも同席することがあるのでビジネス英会語ができるレベルも必要です。

 

3.ホテルスタッフ

タイのホテルに泊まると日本語が話せるスタッフがいることに気がつく時があります。日本語を離せるホテルスタッフのタイ人もいますが、日本人がたくさん泊まるホテルでは英語やタイ語ができないお客様のために日本人のスタッフも働いています。

日本人スタッフはレセプションやフロント業務だけでなく、バンケットマネージャーやレストランのシェフなどの仕事もあります。接待やパーティーでホテルを利用する日本企業も多いため日本人のシェフやバンケットルームマネージャーがいると安心できるのでしょう。

 

4.日本人管理職の秘書

タイの日系企業の管理職は駐在員として派遣されている方がほとんどです。全員が英語やタイ語が話せるわけではなく苦手な方もいます。タイのビジネスでは英語が共通語になります。そのため、秘書の仕事は管理職のスケジュール管理とともに翻訳作業など英語やタイ語を使う仕事がメインになりますので語学な得意な方は有利です。

 

5.私立病院の通訳

タイの私立病院には多くの外国人の患者が診察や入院などで訪れます。西洋人などは英語で病院スタッフや医師と会話ができますが日本人は英語が苦手な人が多いのでそのようなわけにはいきません。そのため外国人の患者が多い病院では通訳が常駐していて、その中には日本語通訳も居ります。この仕事は患者の症状を正確に医師に伝えなければならないため高いタイ語レベルが必要です。

 

タイで注目の職種

1.日本企業向けの営業職

タイの日本企業で重宝されているのが日本人の営業職です。業種は製造業からサービス業、物流など多岐にわたります。日本で同じ業種の営業経験があれば応募の時には有利ですが、それよりも重視されるのが語学力とコミュニケーション力です。日本人とタイ人が加わる時の会話は英語が中心になりますので英語の能力は必須です。

 

2.IT関連エンジニア

タイに進出している日系企業では、エンジニアを募集しているケースも多くあります。HP制作やソフトウエア開発が主な仕事で、収入も安定しています。

企業に就職した人は語学力を生かして管理職にキャリアアップする人や、技術力を生かして現地で起業する日本人もいます。

 

タイで働く時に必要なビザ

タイに外国人が長期間滞在するには、目的に合うビザを取得しなければなりません。就労する場合にはノンイミグラントBビザと呼ばれる就労ビザの取得が必要です。就労ビザは外国人の入国者がタイで就労するために滞在することが可能であることを示すものです。さらに、労働するには労働許可(ワークパーミット)を取得しなければなりません。このようにタイでは滞在と就労の許認可庁が異なるのでそれぞれ取得する必要があります。取得方法としては、就労先が決まったらBビザはタイ国外の大使館で取得して入国後にタイ労働局でワークパーミットを取得します。

 

このようにタイではたくさんの日本人が働いて、日本企業の業種も多岐にわたるのでいろいろな仕事があります。通常、企業の駐在員としてタイで働く場合は各会社がBビザとワークパーミットを用意しますが、個人でタイに渡り働く場合はBビザとワークパーミットを取得しないと不法労働になるので注意しましょう。

 

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

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