日本から海外への不動産投資は決して珍しいものではありませんが、近年熱い視線を集めている地域がアジアです。中でも東南アジアは注目されており、今後投資を行うのであれば検討の余地があります。

一口にアジアといってもたくさんの国があるため、どこを選べばいいか迷ってしまうでしょう。また、本当に投資するメリットがあるのかと、疑問が浮かぶ人も多いかもしれません。

確かに投資すべきか判断に迷うところですが、アジアは投資に見合うだけのリターンを得られる数少ない地域です。

アジアで不動産投資におすすめの国を紹介します。

問題はどの国を選ぶかですが、悩んだら以下の4カ国の中から選んでみましょう。いずれも注目されている国で、海外からの不動産投資も活発です

今後が期待されるカンボジア

まず紹介する国がカンボジアです。意外に感じる人は少なくないでしょう。人口1,500万人ほどの同国は、現在海外マネーの流入が相次いでおり、アジア各国の中でもトップクラスの経済成長率を記録しています。

国民1人あたりのGDPも少しずつ上昇しており、今後の成長が期待されています。不動産市場の活況を帯びていますので、要注目の国といえるでしょう。

未だ根強いマレーシア

マレーシアも不動産投資に最適な国の一つです。不動産市場は一時期に比べて落ち着いたものの、未だに新規物件の着工は相次いでおり、潜在的なニーズは衰えていないことがわかります。

ただし、地域によっては不動産価格が下落基調にありますので、売却益狙いの人は注意が必要です。安くなったところで買い、高い利回りを感受したほうがよいでしょう。

表面利回りが高いフィリピン

アジアの中で、特に表面利回りの高い国がフィリピンです。日本と比べて2倍かそれ以上の利回りを維持する物件も多く、短期間で資金を回収することができます。

フィリピンは国民所得も増加基調にあるほか、不動産価格も上昇傾向にあります。この状態がいつまで続くかは不明ですが、潜在ニーズを考えると、しばらくは成長が続くと考えられます。

これからが期待されるベトナム

ベトナムも不動産投資を検討する余地があります。いわゆるドイモイ政策の恩恵で海外からのマネー流入が急増しており、それに合わせて不動産市場もニーズが高まっています。

海外の不動産投資は2015年から実質スタートしましたが、今後は資金の流入が増えると予想されています。
長期的に見た場合、もっとも注目すべき国といえるでしょう。
アジアで不動産投資をするメリット

以上がアジアでの不動産投資に適した国ですが、不動産投資するべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

確かにリスクもありますが、以下で挙げるように、投資を検討するだけのメリットがあります。

著しい経済成長を遂げている

アジアは世界の中でも特に著しい経済成長を遂げている地域です。日本や韓国など、経済が成熟した国は数えられるほどしかありません。反対に上記で挙げた国のほとんどは、高い経済成長率を記録しており、今後にも十分期待できます。アジアは小さい国が多数あるため、潜在的な経済成長率は他の地域よりも高いでしょう。

都心の不動産も日本と比べて安い

日本の都市部は不動産価格が高く、気軽に投資できるものではありません。その分利回りが下がりますので、資金効率も決してよいとはいえないのが実情です。

一方のアジア地域は、不動産価格が上昇基調にあるものの、日本と比べた場合は手頃な価格といえます。国によっては首都や都市部の物件も安く入手できますので、資金効率も高いのが魅力です。

人口が着実に伸びている

日本は少子高齢化が進んでおり、今後の人口増加は望めません。しかし、アジア全体を見ると人口が増加している国が多くあります。人口増は住宅不動産の需要増加ともつながりますので、投資するだけの価値があるでしょう。バブルの崩壊には注意しないといけませんが、潜在的な需要があることは大きな強みです。

さまざまな面で伸びしろがある

経済や人口など、さまざまな伸びしろがある点もメリットです。例えば欧米各国に目を向けると、経済的に成熟した国が多く、中東やアフリカは政治経済とも不安定な国が多く、投資をするにはリスクを伴います。

その点アジアは政治的に安定した国も多いうえ、今後も経済成長などが期待できます。

海外の不動産投資ならアジアを候補に

海外へ不動産投資する場合、どの国を選ぶか迷う人もいると思います。もし悩んだら、アジアを候補に入れてはいかがでしょうか?国によって事情は異なるものの、今後が期待できる国が多くあります。日本より利回りも高いため、検討する価値はあるでしょう。

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