知らないと怖い!タイの賃貸物件でよくあるトラブルとは?

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

知らないと怖い!タイの賃貸物件でよくあるトラブルとは?

タイで賃貸住宅に居住する時にはいくつか注意したいことがあります。賃貸住宅は部屋のオーナーやアパートメントが所有しているため、借りた方が勝手に部屋を修繕できないのは日本と同じです。

日本の賃貸住宅の部屋の備品や電化製品は必要最小限のため、自身で購入するものが多く部屋や備品の破損や故障は少ないですが、タイでは多くの家具や電化製品が備え付けのため破損が多くなります。

また、住宅の作りの脆弱さや周りの環境もトラブルの原因にもなりますので、住宅を借りる前にはこの辺りをチェックしたいですね。

本記事は、タイの賃貸住宅でよくあるトラブルについて解説しますので住宅を選ぶときの参考にしてください。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

バンコク不動産・賃貸アパートはスックリビング

部屋の備品や電気器具の修理

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

賃貸住宅で長く暮らすと起こるのが部屋の備品の修理や電気製品の故障です。

タイの賃貸住宅で分譲のコンドミニアムはベッドやソファ、テーブルなどの家具一式やテレビやエアコン、冷蔵庫や洗濯機などが備え付けの部屋が一般的です。

これは、部屋のオーナーが賃貸用に借りやすくするために用意します。

入居した当時は問題がなくても長く住むうちに故障や破損する場合があります。

その際には自身で購入したもの以外は部屋のオーナーに相談の上、修理や買い替えをしなければなりません。

ここではタイの賃貸住宅の部屋の備品などで起こりやすいトラブルをご紹介します。

電気器具の故障

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

タイの電気器具は外国製品がほとんどですが、日本の製品と比べると故障が多い傾向があります。

特にエアコンはほとんど一年中使うため故障の頻度が多く、清掃も頻繁に行わないと効き目が悪くなります。

その他にも冷蔵庫やテレビの故障なども日本より頻度が多く修理や買い替えの場合は部屋のオーナーとの交渉が必要です。

中にはオーナーには言わずにご自身で購入してしまう方もいらっしゃいますが、退去する時に電化製品が新しいものに変わって故障したものがそのままの場合には、責任問題でトラブルになる場合がありますので必ずオーナーには連絡しましょう。

家具の破損

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

アパートメントのように、建物が一人のオーナーの場合は高額な家具を部屋に揃えることはありませんが、コンドミニアムの場合は部屋のオーナーの考え方で、借り手を見つけるために高級家具をそろえる部屋もあります。

賃借期間が長くなると部屋の傷みも出て家具も破損する場合があります。

退去する時に家具の傷みがひどい場合は入居時に支払うデポジット(通常は家賃の2か月分)から修理代の一部を引かれる場合がありますが、高級家具の場合はそれでも足りないことがあります。

入居時はほとんどの家具が揃っているので便利ですが、それだけ退去する時に負担が大きいので注意が必要です。

水漏れ

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

タイの住居で多く見られるのが水漏れです。日本の住宅でもたまにありますが、タイは日本の比ではありません。

建物の外観は立派でも建付けが脆弱で、配管設備もよくないのが原因です。

水漏れが起きると自分の部屋だけでなく階下の部屋まで水が漏れた時には賠償問題になります。コンドミニアムの場合は部屋の持ち主はオーナーですので、水漏れの責任はオーナーになりますが、利用方法によっては借り手にも責任が及びます。

早めに気が付いて修理したとしてもまた同じところから水漏れする場合がありますので日ごろから水回りの状態には注意する必要があります。

部屋での喫煙

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

タイは日本のように換気設備が整っていないため、部屋に匂いが籠りがちになります。

タイのアパートメントによっては禁煙もありますが、コンドミニアムではオーナーの希望で禁煙の部屋以外は喫煙ができます。

しかし、常時室内で喫煙を繰り返しますと部屋にたばこの匂いが浸み込み、退去時にはカーテンや部屋の消臭、エアコンの清掃など高額な金額をデポジットから引かれる場合があります。

日本のように換気施設がしっかりして空気清浄機などが設置されていればそのようなことにはなりませんが、喫煙する方は極力ベランダを利用することをおすすめします。

 

このように、タイで住居を借りる場合には家具や電化製品が揃っているため便利ですが、破損や故障の危険性があり、水回りの施設も日本より劣るため水漏れの危険性があり、部屋の匂いの問題もあります。

これらの問題が発生すると退去時に高額な金額を要求されるトラブルとなりますので、借りる際には気をつけましょう。

賃貸住宅の周囲の環境

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

タイで住宅を賃貸する時には、周囲の環境にも注意をしたいです。日本で部屋を借りる時は駅からの距離と日当たり、騒音が主なポイントです。

タイでは、駅からの距離は重要ですが日本にはない重要なポイントがいくつかあります。

これは居住前には分からないため、日系の不動産会社経由で部屋を探すなら確認してから部屋を決めましょう。

ここでは、タイで賃貸住宅を探す時の周囲の環境のチェックポイントをご紹介します。

屋外の騒音

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

タイで住宅の借りる時に注意したいのは周囲の騒音です。日本では大きな道路に面したエリアや学校や工場などの周辺は騒音問題になりやすいですが、タイは他でも騒音に悩まされる場合があります。

高級住宅街の脇道に入って、コンドミニアムや一軒家しかないエリアではそれ程心配はありませんが、ショッピングセンターの近くや大きな広場があると、コンサートやビアガーデン、移動マーケットなどに舞台が設置されて目いっぱいボリュームを上げて夜遅くまで歌うことがあります。

日本ではすぐに騒音問題になりクレームが入りますが、タイでは騒音は当たり前と思われているためそのようなことはありません。

騒音問題はタイでは日本のように扱われないので気をつけましょう。

洪水の起こりやすいエリア

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

タイは日本の季節とは異なり、暑季と雨季、乾季の3つです。雨季の期間は毎日のように雨が降りますが日本のように一日中降り続くことはありません。

一日に1時間ほどの雨ですが日本では経験できないような雨量になります。

外出先では雨が止むまで待てばよいのですが、自宅の周辺が洪水の起こりやすいエリアですと帰宅が困難になります。

バンコクではスコールになると交通渋滞が始まりタクシーを探すこともできませんので、なるべく洪水の起きにくいエリアが最適です。

日本人の多く暮らす高級住宅街のエリアでも洪水が起こりやすいところがありますので、日系の不動産会社で住宅を探す時には確認してみましょう。

 

このようにタイでは日本で経験のできない周囲の住環境になります。

これらは居住した後に気が付く人もたくさんいますので、タイで賃貸住宅を決める時には重要なチェックポイントです。

高額な光熱費

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

タイにはアパートメントがたくさんあり、日本のアパートとは異なりコンドミニアムのような建物もあります。

このアパートメントで起きるのが高額な光熱費です。

タイの光熱費などは水道と電気代で、ガスはありません。コンドミニアムの場合は水道料金が管理事務所から直接請求が着てオーナーか賃借する方が支払いますが電気代の支払先は電力会社です。

一方アパートメントは部屋代とともに事務所に支払う場合が多く、電力会社からの明細がないため本来の電気料金に上乗せされて高額な電気代を請求される場合があります。

賃料の安い部屋を見つけてもこれでは電気代と合わせると安くなりませんので、部屋を見つけた時に部屋代とともに電気代を確認することをおすすめします。

まとめ

タイの賃貸住宅でよくあるトラブル

タイの賃貸住宅は家具や電気器具が揃っているため、自分で用意するものが少なくて便利ですが破損や故障した時には面倒なことになります。

さらに、長年住んで傷みがあった時には修理のたまに高額な金額を要求される場合があるので気をつけましょう。

また、住むエリアや電気代の請求なども居住する前に確認すれば快適な生活ができるのではないでしょうか。

初めて住むタイでこのようなことを確認するのは難しいので、このような時には現地の日系不動産会社を利用すると便利です。

こちらの記事の一部の執筆に当たりましてタイ・バンコクの不動産会社スックリビングに協力を頂きました。

タイ・バンコクの賃貸物件をお探しならスックリビング。

https://www.sukliving.com/

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