あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

タイで外国人が多く暮らすエリア

あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

タイで暮らす外国人は500万人ほどと言われ、そのうち400万人ほどはカンボジアやラオス、ミャンマーからの出稼ぎ労働者で、それ以外の国の外国人は約100万人が暮らします。

タイに居住する外国人の多くは企業の駐在員とその家族で、勤務先の会社の周辺に居住しています。

タイは、首都バンコクのある中央部とチェンマイやチェンライがある北部地方、イサーンと呼ばれる東北地方、プーケットやハートヤイがある南部地方に分かれます。

タイが日本と異なるのは都市の人口がバンコクへの一極集中型で、全人口の10%がバンコクに居住して周辺の県にもたくさんの人たちが暮らしています。

外国人が勤務する会社もオフィスや工場などがバンコクや周辺の県にあるため、居住するエリアも同様に集中します。

一方では、タイに居住する外国人は働くためにタイに来た人ばかりでなく、リタイアメントビザを取得して長期滞在する人たちもいます。

これらの人たちはタイで働くわけではありませんので、自身の生活スタイルに合わせて居住するエリアを決められます。

便利な生活を求めるのであればバンコク、海沿いでのんびり暮らす人たちはパタヤやプーケット、山に囲まれた落ち着いた街で暮らす方にはチェンマイなどが人気です。

では、タイで暮らす外国人はどのようなエリアに居住して、その生活とはどのようなものなのでしょうか。

本記事は、タイで外国人が暮らすエリアとその生活についてご紹介します。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

バンコク不動産・賃貸アパートはスックリビング

タイで外国人が暮らすエリアと街の特徴

あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

タイに外国人が居住する目的はご紹介しましたが、仕事をする方とリタイア後にタイに居住する方とでは居住するエリアも異なります。

駐在員などは会社に通勤できるエリアに居住しますが、そのエリアのほとんどはバンコクと周辺の県です。

バンコク周辺で日本人駐在員が居住するエリア

あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

バンコクや周辺に企業が集中するのは、タイの主な輸出品目は工業製品や自動車などで、自国の製品ではなく日本や中国、アメリカなどの製品でタイは最終の組み立て工場になっているため、これらの製品の輸出が多くなっています。

輸出するには大きな貿易港があるチョンブリ県の周辺に工場が集中する傾向があり、港の近くにはタイ最大のアマタナコンなどの大規模工業団地があります。この工業団地に入居するほとんどが外国企業で最も多いのが日本の企業です。

工業団地周辺には外国人が居住する町の人口が増えて、アマタナコンから車で南に30分程には多くの日本人が暮らす街として有名なシラチャがあります。

この町は大きな規模ではありませんが日本食レストランやスーパー、娯楽施設、日本人学校など日本人向けの施設がたくさんあります。

シラチャは元々小さな漁村で、外国人が居住するようになりショッピングモールやコンドミニアムが建築されて発展してきました。

日本の食材が手に入りやすく、目の前には海がある便利さと南国ののんびりとした雰囲気が味わえる街です。

バンコクで駐在員日本人が居住するエリア

あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

バンコク内では日本人が居住するエリアは一部に集中します。タイは日本語がほとんど通じませんが、比較的日本語が通じやすいエリアがあります。

バンコクの中心部からやや東寄りのスクンビットエリアで、その中でもプロンポンやトンロー、エカマイなどです。日本人駐在員はこのエリアに居住する人たちが多くたくさんのコンドミニアムやアパートメントが建ち並びます。

このエリアは外国人だけでなく、タイ人の富裕層もたくさん居住してデパートや高級レストランなども多い高級住宅街です。

周辺には日本食レストランやスーパーなどがあり、日本語の通じる薬局や日本語の通訳が常駐する病院など日常生活は日本語だけでも不便を感じない暮らしが出来るエリアです。

日本人以外の駐在員などの外国人もこのエリアにはたくさん居住しますが、欧米人は商業地区の中心になるシーロムやサトーン、ルンピニ公園の北側で各国の大使館が多く大規模ホテルやコンドミニアムが建ち並ぶエリアにも居住しますが、日本語が通じるレストランやショップがないため日本人でこの辺りに住む人は多くはいません。

これらのエリアは住環境がバンコクで最もハイレベルですが、その分家賃は高額になります。

バンコクは他の都市と同様に中心街から外れると家賃も安くなります。

バンコクはここ数年BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)が急ピッチで延長されています。

そのなかでも前出のプロンポンから続くBTS沿線のプラカノンやオンヌットなどは家賃が安く中心街まで15分程度で行くことができるため人気のエリアで多くの日本人も居住しています。

リタイアした人たちがタイで暮らすエリア

あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

タイにはリタイアメントビザ制度があり、一定の基準を満たせばタイに長期間居住ができます。

この制度でタイに暮らす人たちは仕事をするわけではありませんので、自身の好みの土地に住むことができます。

居住する人により便利さを求める人や、静かな土地でのんびり暮らす人などさまざまですが、快適な暮らしをするにはある程度の大きな都市になります。

では、リタイアした外国人が暮らすエリアにはどのような所でしょうか

生活に便利なバンコク

あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

リタイアした人が最も多く居住するのはバンコクです。バンコクはタイの中で最もインフラが進み、他の街とは比較にならないほどです。

700万人ほどが暮らす大都市ですのでのんびりするできることはありませんが、慣れない外国暮らしには適した街と言えます。

バンコクで居住するエリアも駐在員とは異なり、自身の生活パターンに合わせて広範囲に点在します。

リタイアした人たちはバンコクの中ではどこでも居住することはできますが、多くの日本人が暮らすプロンポンやトンローエリアを選ぶ人たちが多く、家賃が高く思われる人たちは新しいコンドミニアムが誕生しているBTS沿線沿のオンヌットやその先のエリア、もしくは同様に開発が進んでいるMRTのラマ9世駅などが人気です。

地方で人気の都市

あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

リタイアしてタイに住む人たちはバンコクだけでなく地方の都市でも生活しています。その中でも人気の都市は海辺の町では外国人観光客が多く訪れるパタヤやプーケットなどです。

これらの街は欧米人のリタイアした人たちに人気の街で、バンコクと異なり外国企業がないため駐在員はあまり居住しません。

町の規模もある程度の大きさがあるため日常生活に不便さを感じず、目の前にビーチがある開放感が人気と言えます。

また、地方都市でのんびり暮らす人たちに人気の都市がタイの古都と言われるチェンマイです。チェンマイはタイの北部に位置して多くの少数民族が暮らし、独自に形成されたランナー文化は他のタイのエリアとは違った雰囲気があります。

チェンマイは観光都市として有名で多くの寺院が残り落ち着いた雰囲気があり人々の暮らしもバンコクと比べるとのんびりしています。チェンマイ市内にもコンドミニアムやアパートメントがたくさんあり家賃などの生活費が安いのもリタイアした人たちからは人気です。

まとめ

あなたは大丈夫?タイで日本人が多く賃貸しているエリア

タイで外国人が暮らすエリアについて解説しましたが、人口がバンコクに一極集中型のタイは居住するエリアが限られてきます。生活の便利さを優先するならバンコクで、のんびり暮らすなら地方都市になりますが、タイの地方都市はプーケットやチェンマイのような観光都市以外では英語も通じない街がたくさんあります。

これからタイへの移住を考えている方はどのような街なら快適に暮らせるかは、長年タイで営業してきた日系の不動産会社に相談してみればいいアドバイスが貰えるかもしれません。

こちらの記事の一部の執筆に当たりましてタイ・バンコクの不動産会社スックリビングに協力を頂きました。タイ・バンコクの賃貸物件をお探しならスックリビング。

https://www.sukliving.com/

おすすめの記事