不動産関連について調べた時に、土地局という言葉を聞かれた方も多いかもしれません。
「土地局ってなにが出来るの?」と思われる方も少なくないので、ここでは、土地局ができることについてご紹介したいと思います。
1.土地局とは
昔は土地局という言葉で親しまれてきましたが、編成がされ、現在では、土地・水資源局という呼び名になっているのが、旧土地局です。
これは、国土交通省の発足によって今までのやっていたことの沿革がなされたために、さらに細かく色々な局を分けたことによるものです。
2.土地局は土地の境界線を決めることができる
これはいまだにある問題の1つかもしれません。
特に、フェンスなどがない家や、どこからどこまでが自分の土地化というのが、大きな土地になればなる程起こってくることだといえるでしょう。
そんな時に、土地局が出てきます。
どこからどこまでがあなたの敷地ですということを決めることで、土地の売買や取引などを円滑に進めるという役目を果たしています。
3.土地の取引に関する規制を設ける
土地の取引がスムーズに行われるように、そして、土地の取引の際にはよく問題が起こりますが、そういった問題を防ぐためにも規制は必要ですよね。
そういったものを土地局では制定しており、誰もが土地を有効的に使っていけるようにしています。
4.不動産の鑑定と評価
これはそのままの意味ですが、不動産の価値を判定することで、その不動産の価額を提示すること、それが土地局で行われています。
つまり、家の価値についてを提示することができるのです。
5.土地の政策を行うことができる
そもそも、土地局の最大の目的ともいえることが、土地の有効活用です。
限られた土地を有効に国民に使ってもらうということですが、それをするためには、土地の活性化を行わなければいけません。
例えば、今までは工場地として使われていた土地が、その工場が倒産なり、引っ越しなりをして、ずっと廃墟地状態になっている時、これは、土地の無駄遣いになってしまいますよね。
そんなことを防ぐためにも、土地局が出てきて、使っていない土地を効率的に使えるような政策を行ったり、それを推進するような動きを示すことができます。
例えば、あなたがどうしても売ることができない不動産や土地を持っている場合、このように土地を有効的に活用してくれる土地局に頼ってみるのもよいでしょう。
このような権限が土地局にあることを知っておくと、不動産売却時などに便利です。