京都初心者にすすめる伏見エリア
始めて京都で住まいを探す人は、京都駅近辺や四条河原町など、京都の中心から近いところで部屋を探します。
それは別に間違いではありませんが、京都にはもっとおすすめ出来るエリアがあります。
それが伏見エリアです。
なぜ伏見エリアが住みやすいのか?
京都の住まい探しといえば伏見と言っても過言ではないほど、この伏見は住みよい街です。
なぜ伏見が住みよい街だと言えるのか、その理由はいくつもありますが、
その理由の中でもっとも大きいのは京都市中心部に比べて家賃が安いことです。
京都市の中京区や下京区など、京都市中心部の近くに比べると、1~3万円ほど家賃が安いのであまりお金をかけずに住むことができます。
お金をかけずに住めても不便なところでは意味がない、そう思われる方もいるでしょう。
ですが、この伏見エリアは昔から京都と大阪を結ぶ交通の要所だったこともあり、交通の便が非常にいいです。
京阪、近鉄、JR、さらに場所によっては地下鉄が通っているので、車がなくてもどこかへ行くのに不便を感じることがありません。
電車を使えば京都の中心部まで30分ほどで、そして大阪の中心部まで1時間ほどで行くことができるので、通勤、通学の面でも便利です。
なので、京都の住まい探しをするなら、この伏見を選ぶことをお勧めします。
ちなみに伏見エリアといっても、外国人に人気の伏見稲荷大社があるあたりから、
大きな競馬レースが行われる京都競馬場があるあたりまで含まれるのでかなり広いです。
基本的に、どこに住んでもそれなりに便利なのですが、その中でもどこが一番便利なのでしょうか。
伏見エリアのもっともおすすめ伏見桃山駅
伏見エリアでもっともおすすめの場所といえば、京阪の伏見桃山駅があるあたりです。
この辺には、伏見エリア最大の商店街である大手筋がありますので、買い物をするのに非常に便利ですし、
近くに伏見区役所や伏見図書館があるので、住民票などを取りに行ったり本を借りたりすることも出来ます。
その上家賃も高くないので、お金にあまり余裕がなくても住むことができます。
場所にもよりますが、特に治安が悪いわけでもないのでその点でも安心です。
なので、特にこだわりがないなら、京阪の伏見桃山駅があるあたりから丹波橋駅があるあたりにかけて家を探してみるといいでしょう。
このエリア以外にも、伏見エリアには深草や山科など色々な場所があります。
伏見は京都市の中でもかなり広いエリアなので、探せば色々な物件があります。
だから、京都に住むなら伏見桃山を中心に、伏見エリアを探してみるといいでしょう。
実際に部屋探し
元々私の実家は京都ですが、といっても、京都の端の端の方で、ほぼ他県の山と隣接している所でした。
バスや電車を使って30〜40分ほどで市内にも行ける距離だったので、市内の環境もよく知っていました。
昨年結婚を機に一軒家を購入。家を購入しようと決めてから半年以上も見学や下見に足を運びました。
まず1番最初に気になった所は、大手の建設会社の作っている分譲住宅でした。
外観がおしゃれで、分譲ということで同世代の人も多いらしく、住み始めて周りと馴染めないということが無さそうという理由からです。
ただ、ここで出てきた問題が①とても狭いわりに値段が高い のです。京都は(特に市内に行けば行くほど)夫も田舎の出身だったので、隣の家との距離が何センチとしかなく、「窓を開けたらコンニチハ」の状態でした。
次は新築に拘らず、中古物件で広めの所を探そうということになりました。
いくつもの中古物件を見て、隣がアパートであったり、防犯上危ない構造になっていたりと、②一軒だけ中古で売りに出ているとなると、周辺環境がかなり気になってきます。
やっと広さや周辺環境も気に入った中古物件があり、築年数もそんなに経っていないのに値段もすごく手頃だったのですが…。
③仲介が暴力団と関わりのある業者でした。(私の仕事で不動産にも少し関わっていたので、不動産業者に詳しい先輩から聞きました)
完璧な家なんてないということで半ば諦めかけていた所、夫が市内から少〜しはずれた所の分譲物件を見つけてきました。
建築業者は有名ではないですが、長年地元密着で頑張っている会社のようでした。話を聞くと、建築士も外注ではなく会社の人で構成されているし、建築途中のお家を見学させてもらいましたが、柱もしっかりしていてすごく気に入りました。
そこの分譲地自体がしたい区域で、土地をある程度余裕を持たせないといけなかったり、高さ制限もあり、近くに学校があるので風俗店も建たないだろうという事でした。
値段も少しだけおまけしてもらえ、家具もいくつかつけてくれたので、すぐにそこでの購入を決めました。
今までなかなかここ!!という家が見つからなかったので、出会えたことに感謝しました。
途中で諦めなくて良かったです。
結果的に私たち夫婦での結論は、京都で家を買うときに注意すべきは ①とても狭いわりに値段が高い ②一軒だけ中古で売りに出ている所は、周辺環境をよく見ること ③仲介業者が大丈夫な所か調べておくこと(京都は地域によって色んな暴力団関係の業者があるので)
そしておすすめは、地元密着型の大工さんのいる建築業者で長年続いてるところ です。
住みはじめた今でも、家の壁の小さな傷や、設備で分からないことがあればその建築業者さんに聞いて、直しにきてくれたり相談にのってくれたりもします。
もちろんローンはありますが…本当にこの家を買って良かったです。