タイに旅行や駐在が予定の方は、携帯電話の充電やドライヤーなどの家電製品をそのまま使いたいと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、タイでそのまま使ってしまうと壊れてしまうことがあります。また、コンセントの形状も違う場合があるので使えないこともあります。
この記事は、タイの電圧やコンセントの事情について解説します。これから旅行や駐在の予定の方は参考にしてください。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。
タイのコンセントの電圧
タイの電圧は220ボルトになっています。一方、日本の電圧は100ボルトなので日本の家電製品をタイで使用すると電圧に耐え切れず壊れてしまう場合があります。
特にドライヤーや充電器など熱を発する製品は内部がショートして、発火する可能性があるので危険です。また、タイの家電製品を日本で使うと動かなかったり動作が遅くなったりします。
そのため、タイで日本の家電製品を使うには変圧器が必要です。しかし、最近の家電製品のほとんどは世界中の国で対応できるグローバルタイプのためアダプターが幅広い電圧に耐えられるようになっています。220ボルトをカバーできるものであれば変電器なしで使えますので自身の家電製品が対応可能な電圧を調べておきましょう。
タイの周波数
タイの周波数は50ヘルツになっていて、日本では東日本がタイと同じ50ヘルツで西日本が60ヘルツです。そのため西日本の家電製品をタイで使用すると不具合が出ることがあります。ただ、最近の家電製品は50と60ヘルツのどちらにも対応しているためそのまま使用できるので電圧同様タイで使用する前に確認しましょう。
具体的には、お持ちの家電製品の電圧が100~240ボルトまで対応して、周波数が50と60ヘルツに対応していればタイでそのまま使用することができます。
タイのコンセント事情
コンセントは国によって異なり、タイには4種類のコンセントがあります。コンセントの形状が違うと入らないので複数タイプのコンセントがあれば使えないと言う事がありません。また、変圧機能が搭載されているものもあるのでできるだけ多機能な変換器がおすすめです。
タイのコンセント
Aタイプ
Aタイプのコンセントは日本で使用されているのと同じタイプです。そのため、タイの電圧に対応していれば変電器なしで日本の電化製品を使うことができます。
このタイプのコンセントが使用されている国は日本以外にはアジアではカンボジア、台湾、中国などで、その他ではアメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、キューバなど北・中・南米大陸の国で広く使われています。
Bタイプ
2本の丸いピンで差し込むタイプです。アジアではベトナム、スリランカ、中国、マレーシアなどで、他にはスイス、ノルウェー、オランダなどヨーロッパの国で使用されています。
B3タイプ
Bタイプに穴が一つ追加されたタイプの形状です。タイでは電力を多く使う冷蔵庫や炊飯器などに使われています。アジアの国ではインド、スリランカ、中国、香港、マレーシア等で、ケニア、タンザニア等のアフリカ諸国、ヨルダン、UAEなどの中東で普及しています。
Cタイプ
Bタイプの形状は同じですがピンの径はBタイプより小さくなっています。使用されている国はアジアでは韓国、カンボジア、中国、ネパール、ベトナム、ヨーロッパでは20カ国以上、南米ではアルゼンチン、チリ、ブラジル、ペルー、アフリカではエジプト、チュニジア、モロッコなど多くの国で使用されています。
変圧器・変換プラグはどこで買える?
変換プラグや変圧器は街中の家電量販店や日本や現地の空港ショップなどで販売されています。100円均一ショップでも購入できますが、故障の可能性は否定できません。変換プラグは数百円で購入できるので品質にこだわるのがおすすめです。その他、インターネットでも購入できます。
購入する時には変圧器と複数の変換プラグがセットになっていればどの国でも使用することができます。
変圧器が必要なものと不要なもの
家電製品の中で世界中の国で使えるグローバルタイプは携帯電話やデジカメ、パソコン、電気シェーバーや電動髭剃りなどです。確認方法は充電のアダプターに「100V-240V」と表記があれば変圧器は必要ありません。ガラケーの場合は対応していないものがありますので確認が必要です。
変電器が必要なもの
家電製品で使用が難しいのがドライヤーやアイロンです。これらは消費電力が1,200ワットと高いので変圧器では対応してないことが多いのです。この電圧に対応する変圧器は高額なので、日本で海外対応の製品を購入するのがおすすめです。
タイでは日本の掃除機や炊飯を使うことはできません。使い慣れた者を使いたいという方もいらっしゃると思いますが、現地で購入することがおすすめです。
タイバンコクでは電圧やコンセントのタイプが異なります。バンコクに居住するには多くの家電製品を使います。住居決まったらまずコンセントのタイプを確認しましょう。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。