バンコク居住エリア

タイ・バンコクの居住エリアを徹底解説!

タイのバンコクは人口が700万人ほどもある東南アジア有数の大都会です。至る所に現地の人たちが居住して、外国人の数も東南アジアでは最も多い国際都市です。

バンコクは歴史のある都市で、最初から現在最も賑わうエリアが栄えていたわけではありません。

バンコクには昔栄えていたエリアと現在栄えているエリアがあり、どちらも異なる街の趣を醸し出しています。そして、そこにはたくさんの人たちが居住しています。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

スックリビング

バンコクの旧市街と新市街

タイ・バンコクの居住エリアを徹底解説!

バンコクは、現在旧市街と呼ばれるワットポーやワットアルンが位置するチャオプラヤー川周辺が栄えていました。

このエリアには王宮やヤワラート(中華街)があり、当時の良きバンコクを忍ばせる建物が現存しています。このエリアには「リバーサイド」と言われるエリアがあり、チャオプラヤー川を挟みマンダリンオリエンタルやヒルトンホテル、バンコクで最も大きなショッピングモールのアイコンサイアムやレストランやショッピングなどに人気のアジアンティックなど新しい名所も続々誕生しています。

一方、新市街と言われるエリアは旧市街の東に位置して、現在バンコクの商業の中心となるサイアムやシーロム、スクンビットなどです。

サイアムには「サイアムパラゴン」や「セントラルワールド」などのショッピングモールが建ち並び現地の人には人気のエリアで、その南側には都会の一等地に広大な敷地を持つタイの東大と言われるチュラロンコーン大学があります。

さらにその周辺にはバンコクの経済の中心地シーロムや、バンコクのオアシスと言われる「ルンピニ公園」があり周辺には各国の大使館が建ち並びます。

この東にはスクンビットと呼ばれるエリアがあります。ここには外国人向けの歓楽街やバンコクで最も高級住宅街と言われるプロンポンやトンローがあります。

このようにバンコクは旧市街と新市街を中心に栄えて、それらの街を取り囲むように郊外に向けて発展してきました。このようにバンコクには旧市街と新市街がありますが、それらはどのような所なのでしょうか。

バンコク旧市街の居住エリア

タイ・バンコクの居住エリアを徹底解説!

バンコクの旧市街の居住エリアはヤワラートを中心として中華系タイ人がたくさん暮らしています。

周辺は漢字の文字や中華系寺院などがあり、この雰囲気はチャオプラヤー川西部のトンブリー地区にも見られ、中華系タイ人の人口の多さを改めて感じるエリアです。

旧市街は古くからの建物がたくさん残るため、高層のコンドミニアムなどはほとんど見られません。

このエリアに居住する人たちは他の地区から来た人が少なく、東京の下町のような雰囲気があります。

バンコクの新市街

バンコクのタウンハウスってどんな感じ?

新市街はもともと何もなかったところを開発して作られたエリアなので、道路は比較的整備されて、新しい建物も多く見ることができます。

建物のサイズも大きくショッピングモールや公園、高層のコンドミニアムがあり、たくさんの日本人が暮らす高級住宅街があり、新市街は郊外に向かってこれからもエリアを拡大しています。

バンコクで外国人が居住するエリア

バンコクのタウンハウスってどんな感じ?

バンコクで外国人が居住するエリアにスクンビットやシーロムなどがあります。欧米人は仕事に便利なエリアに居住しますが、日本人はスクンビットのプロンポン・トンローに集中します。

その理由としては周辺には日本語の通じる病院や薬局、日本食スーパーマーケットや日本食レストラン、居酒屋など日本語しかできなくても生活に困ることがなく日本食も食べることができるからです。

このように特定の外国人が集中するエリアはバンコクでは最も有名なのが旧市街にあるヤワラート(中華街)やレストラン街としてはスクンビットソイ5のアラブ街、ソイ12のコリアタウンなどがありますが、日本人のようにこのエリアに暮らしていると言うことはありません。

その他の欧米人は会社の多いシーロムやサトーンなどに暮らしていますが、日本人とは異なり欧米人と言っても出身国は様々です。

アジア系の人たちは出身国同士でグループを作る傾向が有りますが、欧米人が国にこだわらないのは共通語として英語を話せる人が多いからではないでしょうか。

日本人の居住エリアの分布

バンコクの高級サービスアパートメントとは?

外国人の中で日本人はプロンポン・トンローに集中して居住すると紹介しましたが、もちろんすべての人ではありません。

タイに来た経緯などにより住むエリアも異なります。

では日本人の居住エリアとはどのようなものなのでしょうか。

1.駐在員や現地で就職する日本人の居住エリア

駐在員の多くはすでに紹介しました通りプロンポン・トンローエリアが中心になります。

このエリアに多いのは生活に便利なこともありますが、家賃が高いため会社の住宅補助の金額にもよります。

家族帯同ですと50,000100,000タイバーツ(175,000350,000円)になるため、補助の金額が少ないとこのエリアに居住するのは難しいのではないでしょうか。

このエリアに居住が難しい場合は、BTS(高架鉄道)のトンロー駅の先のエカマイ以降に多く居住します。

プロンポン等と比べると家賃が安くなるため、住宅補助の少ない会社の駐在員や現地で就職する日本人もたくさん居住します。

その中でもオンヌット駅はプロンポンと比べて7割くらいの家賃で、駅前には大型スーパーマーケットがあり新しいコンドミニアムも建てられているため日本人には人気のエリアです。

2.リタイヤの居住エリア

タイは仕事や留学以外にも一定の基準を満たせば、リタイアメントビザを取得して暮らすことができます。このビザはタイで働くことができないので毎日がフリーです。

リタイヤの人たちの生活費はもちろん自己負担ですが、お金に余裕がある人はトンローなどに住む場合もありますが、ほとんどは年金暮らしになるため家賃の安いコンドミニアムやアパートメントになります。

その場合の居住エリアとしては前出のオンヌットやプロンポンから近いラマ4世通り、MRT(地下鉄)のラマ9世駅からホイクワンあたりに居住しています。

このようにバンコクはたくさんの国の外国人が暮らす街ですが、日本人のように居住するエリアが極端に集中する国はロシア人がパタヤの南部のジョムティエンビーチに集中する他には見られません。

快適に暮らせるバンコクの移住エリア

タイ・バンコクの居住エリアを徹底解説!

バンコクに移住する目的はさまざまですが、快適に暮らすには条件があります。

その中で最も大きいのが言葉の問題です。バンコクは日本語が通じやすいと紹介されていますが、日本人相手の商売だけのことで一般的には日本語は通じません。

また、英語もデパートや銀行では通じますが、コンビニや食堂などでは通じないことが多くあります。

日常の買い物でも日本では見慣れない野菜や調味料などタイにはたくさんあるので、買い物もストレスになる事があります。

よほどタイ語の習得を目指すような目的以外の人は、はじめからバンコクのローカルエリアで暮らすのではなく、日本人がたくさん暮らすスクンビットやその沿線、ラマ9世駅周辺であればそれ程ストレスを感じることが少ないのではないでしょうか。

まとめ

タイ・バンコクの居住エリアを徹底解説!

バンコクの移住エリアについて紹介しましたがいかがでしたか。

バンコクの居住地と言うと新市街のスクンビットエリアを考えがちで、日本人もたくさん暮らしています。一方、旧市街と呼ばれるヤワラートなどは古くからバンコクで暮らす中華系タイ人がたくさん暮らしています。

日本人が居住するには決して便利なアリアとは言えませんが、古き良きタイを知るには格好のスポットです。

このようにバンコクは居住エリアにより特色があるので、自身の生活スタイルに合わせて決めてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事の一部の執筆にあたりましてタイ・バンコクの不動産会社スックリビングに協力を頂きました。

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https://www.sukliving.com/

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