タイ・バンコクに赴任が決まるとお部屋探しや荷物の準備などは進んでいても、タイでどんな暮らしができるのか心配されている方も多いのではないでしょうか。
タイは日本人にとって人気の旅行先で、日本企業も進出してたくさんの日本人が暮らしていますが、バンコクへの赴任が急に決まると不安なことがたくさんあります。
そのためには、タイに行く前にルールやマナー、タイ人社員との付き合い方などは知っておきたいものです。
この記事は、タイ・バンコクに赴任が決まった方が駐在生活を送る際に気をつけたいマナーや人間関係など知っておくべきポイントを紹介します。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。
タイでタブーとされるルールとマナー
タイは日本と同じ仏教国なので親近感を覚える方は多いのではないでしょうか。
しかし、日本では当たり前でもタイではタブーなルールやマナーがあります。
その中には法律に触れることもあるので駐在生活を送る前にしっかり覚えておきたいものです。
・王室を侮辱する言動は避ける
タイでは王室に対して敬意を払わなければならず、悪口や批判などは不敬罪として罰せられます。
これまでも逮捕された人もいて、外国人だからといって許されることはありません。
肖像画や紙幣など王族が描かれている物も対象になりますので気をつけましょう。
・僧侶に対しては敬意を払う
タイは日本と同じ仏教国ですが、タイ人にとり仏教はとても大切にされて、僧侶に対しては敬意を払います。
日本人にはあまり関心がないことですが、タイでは仏教や僧侶に敬意い、電車などで僧侶が乗ってくると座席を譲るのが常識とされています。
タイでは僧侶には敬意を払うようにしましょう。
・寺院を参拝する時のマナー
タイでは寺院は神聖な場所なので参拝する時には服装には気をつけなければなりません。
女性ではタンクトップやミニスカートなど露出の多い服装では入場できません。
また、サングラスや帽子、靴は本堂に入る時に脱ぎましょう。露出の多い服装の時は大きな寺院では肌を隠す布を貸してくれるところもあります。
・女性は僧侶や仏像に触れてはいけない
タイの僧侶は女性に接触することが禁止されています。
また、寺院などの仏像にも触れることはできません。
そのためすれ違った時などには触れないように気をつけましょう。
但し、参拝時に仏像に金箔を塗る時には触れても大丈夫です。
・国歌が流れたら直立不動で動かない
タイは8時と18時に国家や王室への敬意を表すために国歌が流れます。
この間タイ人は国歌が流れて終わるまでは直利不動で動きません。
外国人といってもできるだけ敬意を表すようにしましょう。
・気軽に頭を撫でない
日本では子供を褒める時に頭をなでたりしますが、タイでは頭は神聖なものが宿るものとして人の頭をなでるのはNGとされています。また、足は不浄のものとされているので足とテーブルの上に乗せることや足で物を動かすのはやめましょう。
タイ人との付き合い方
タイに赴任した時に心配なのはタイ人との人間関係ではないでしょうか。職場でタイ人と良好な人間関係が築けていないと仕事もはかどりません。日本人とタイ人は基本的に考え方が違うので日本人にはなんでもないことでもタイ人にしてはいけないことがあります。ここではタイ人との付き合い方で気をつけることを紹介します。
・職場で人前では叱らない
タイ人は非常にプライドが高いため人前で叱られることを嫌います。日本人には当たり前でもタイ人は面子を潰されたと思うので、注意する時には人がいないところで自分の意見を押し付けるのではなく客観的に話すようにしましょう。それでも、タイ人は注意されたことを気にするので褒めるほうが仕事を進めやすいです。
・時間の観念がない
タイ人は日本人のように時間を厳守するという観念がありません。そのため、待ち合わせをしても時間通りに来ないことや期日までに仕事が終わらないことがあります。このように約束通りに進まないことがあるので、進行状況のチェックは必須です。
・何事も大雑把なので細かく指示をしよう
日本人同士なら相手がこちらの気持ちを汲んでくれるという考えがあるので、細かく指示をしなくても希望した出来栄えになります。一方、タイ人に同じような指示をすると希望通りの出来栄えにはなりません。仕事の指示をする時には相手が理解できるように分かりやすく伝えましょう。
・仕事の人間関係は大切
タイ人は仕事の重要性より楽しく働くと言う事を優先します。そのため、職場で良好な人間関係ができてないと辞めてしまいます。いきなりタイ語でコミュニケーションをとるのは大変ですが、挨拶など簡単な言葉でコミュニケーションをとると喜ばれます。
日本とタイでは法律や習慣などが異なります。タイに赴任する前にはルールやマナーを覚えておくと余計なトラブルに遭遇することはないでしょう。また、タイ人の国民性を考えて上手に接することで仕事も順調に行えます。それにはタイ人の国民性をよく理解して対応することが大切です。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。