タイのサービスアパートのチップ事情を大公開!

タイサービスアパートチップ

タイのサービスアパートのチップ事情を大公開!

日本人が外国でホテルなどに宿泊した時に困るのがチップではないでしょうか。

日本にはチップの習慣がないので、どのくらいの金額や渡すタイミング分からず慣れない人は難しいものです。

しかし、日本にはチップの習慣が全くないわけではありません。

旅館に泊まった時に特にお世話になった仲居さんに渡す場合があります。渡す金額は1,0002,000円ほどではないでしょうか。

チップは多すぎても少なすぎてもよいことではありません。

アメリカなどのようにレストランやタクシーなどの利用金額の15%以上と決められていれば分かりやすいのですが、そのような決めごとのない国もあります。

東南アジアのタイは日本と同じようにチップの習慣はありません。

しかし、ショッピングモールのレストランなどではサービス料として利用料金の10%を加算する店がたくさんあります。

これはチップと同じでタイではチップがあると言うことです。

その他にもホテルのポーターやベッドメイクなどにも少額のチップを払う習慣があります。さらにマッサージやゴルフのキャディなどにもチップがありこちらは金額も高額でほぼ強制的なチップです。

このようにタイでは他の国と異なるチップの習慣があります。

それ以外にもサービスアパートメントに居住する場合にもさまざまなチップを払わなければならないことがあります。

本記事はタイのサービスアパートメントのチップについて解説します。

こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

スックリビング

タイのチップの習慣

タイのサービスアパートのチップ事情を大公開!

サービスアパートメントのチップを解説する前に、タイのチップ事情について紹介します。

タイは基本的にチップの習慣がない国と説明しましたが、それはタイ人の日常の暮らしの中のことで、タイ人にとり贅沢に思われることや、外国人に対してはチップが発生することがあります。

ホテルに宿泊した時はベッドメイク、ルームサービスなどには2040タイバーツ(約70140円)のチップを渡す場合が多くあります。

タクシーに乗車した時の料金を紙幣で払った時のおつりも同様です。

また、現地の人たちも通常食事をする場所ではグループなどで利用した時やバーなどでも釣銭をチップとして渡す場合があります。

このチップは期日を決めて従業員に分配するシステムになっています。これらのチップは強制ではないので、全く渡さなくても問題はありません。

その中でもほぼ強制的なチップがあります。

その一つはゴルフキャディへのチップです。キャディにはキャディフィとして300400タイバーツ(約1,0501,400円)ゴルフ場に支払いますがそれ以外にもプレー終了時にキャディに直接300400タイバーツを支払う習慣があります。

また、マッサージを受けた時は通常1時間なら料金が200300タイバーツ(7001,050円)ですが100タイバーツ(約350円)ほどチップとしてマッサージ師に渡します。

これほどの金額になるとチップと言えなくなりますが、渡さないとトラブルになることもあるタイ独特のチップの習慣といえます。

タイにチップがある理由

タイのサービスアパートのチップ事情を大公開!

タイはチップの習慣がない国と言いながらなぜ一部のところではチップがあるのでしょうか。

タイの最低賃金の日給は最も高いバンコクでは320タイバーツ(約1,120円)ほどで、一か月休みなしで働いても9,000タイバーツ程にしかなりません。

タイは物価が安いと言われていますが、バンコクでこの収入ではとても暮らしてはいけません。

さらにマッサージやゴルフキャディの仕事はほとんどがフルコミッションで固定給はありません。

給料の場合は所得税が引かれてチップの場合は引かれないので、このようなチップのスタイルがタイに広まったと考えられます。タイでチップが発生するのはこのようなサービスや娯楽関連の仕事だけではありません。

コンドミニアムやサービスアパートメントに従事する人たちの給料も企業のサラリーマンなどと比較すると決して多くはありません。

そのため居住者から受け取るチップは貴重な現金収入となります。

タイの住居で発生するチップ

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タイに居住する人が自宅のアパートメントやコンドミニアムなどでもチップが発生することがあります。

それらの住居には事務所で働く事務員以外にエンジニアと呼ばれる営繕担当やセキュリティ、メイバーンと呼ばれる清掃などを担当する人たちが働いています。

これらの人は管理会社やセキュリティ会社から給料は貰っていますが、それ程高い給料ではありません。

業務時間か業務外なのかは明確ではないものの、頼みごとをした時にはその都度チップを払う習慣があります。

これはサービスアパートメントも同様なのでこの習慣を覚えておくとトラブルにはならないでしょう。

サービスアパートメントで発生するチップとは

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タイの住宅では自分の不注意によるカギを部屋に置いたままロックをしてしまうことや電化製品の故障、生活用具の修理などのトラブルがあるのではないでしょうか。

自分の不注意以外に部屋の家具や電化製品の修理などをお願いした時の修理代はコンドミニアムなら部屋のオーナー、サービスアパートメントは経営する会社の負担が基本です。

この時に修理代は古喉ミニアムの場合は立て替えて支払いサービスアパートメントは支払う必要がありませんが、多くの場合チップを修理してくれた担当者に支払うことがあります。

このチップはオーナーには請求のできないので自己負担になります。

例としては、部屋にカギを忘れた場合セキュリティにお願いして業者を呼んだ場合にはセキュリティに100タイバーツ(約350円)、エンジニア(営繕担当)に修理してもらった時にも100タイバーツ位のチップを渡せば、次に困ったことがあった時にも快く対応してもらえます。

サービスアパートメントの場合は部屋の清掃が標準サービスの場合が多くあります。

部屋を借りた時の条件にもよりますが、ホテルタイプのサービスアパートメントでは毎日、コンドミニアムタイプでは1週間に12回の清掃をしてくれます。

清掃を担当するのはメイバーンで、仕事の報酬は通常の業務に含まれるのでその都度支払う必要はありませんがチップは別です。

ホテルのベッドメイク同様に40タイバーツ(約140円)ほどベッドの枕元にチップを置いておくと気持ちよく仕事をしてくれます。

タイで快適に暮らすには日本と同じで、自分の住居で働く人たちとの挨拶も大切ですが、感謝を伝える方法がチップです。

日本ではこのようなことでチップを払う習慣はないので、快適な生活をするにはチップを忘れないようにしたいです。

チップを渡す時の注意

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サービスアパートメントで何かを頼んだ時のチップを渡す時の注意としては、金額が分からない時は相手に確認することです。

タイ人が嫌うのはチップが少なすぎることで、家賃の高い部屋に住みながらチップが少ないのは「ケチ」と思われて、ケチはタイ人が嫌います。

特にタイは物価が毎年のように上がりますので、数年前の感覚でいると少なすぎるチップになるので気をつけたいです。

まとめ

タイのサービスアパートのチップ事情を大公開!

タイのサービスアパートメントのチップについて解説しました。

本来チップは相手に対しての感謝のしるしなので金額が固定されるのはおかしなことですが、その国の習慣なのでトラブルを避けるためには従った方が無難です。

また、チップを上手に払うことでサービスが良くなるのも事実です。

特に高額な金額を渡す必要はありませんが、少ない金額でも数多く渡すことが効果的です。

日本人は欧米人などに話しかけるのは苦手かもしれませんが、同じサービスアパートメントに住む外国人にチップの金額などを相談してみるのも参考になるのではないでしょうか。

こちらの記事の一部の執筆にあたりましてタイ・バンコクの不動産会社スックリビングに協力を頂きました。

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https://www.sukliving.com/

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