賃貸物件を探す時には、最寄駅からどれくらいの距離なのかを重視する人もいます。
確かに駅に近ければ通勤や買物に便利で、行動し易くなります。
しかし駅から少し離れた物件にも魅力があることを知り、部屋選びの選択肢を広げておきましょう。また、新婚さんがお部屋探しをする場合は新婚さんの場合から詳細記事を読んでください。
・駅からの徒歩時間の測り方
不動産の広告には必ず電車やバス停の最寄駅からの距離が記載されています。
この測り方は、女性がパンプスで普通に歩く速さを毎分80メートルとして計算されています。
つまり、物件の広告で「徒歩5分」と記載されていたら、女性が普通に歩いて「80メートルX5分=400メートル」の距離だと考えて良いでしょう。
但しこの場合、信号で止まったり坂道で減速したりなどは考慮されていません。
あくまで直線距離で何も障害が無い場合と考えましょう。
一般的に「駅からどれ位までならば歩こうと思うか」というアンケートに対して「15分」という答が最も多くなっています。
駅から徒歩20分というのは毎日往復歩くのにはちょっと遠すぎる、と考える人が多いということです。
上記の考え方だと徒歩20分というのは「80X20=1600メートル」ということになります。
1.6キロとなると遠いなと感じるのは仕方ないと言えしょう。
・駅徒歩20分の物件魅力は?
ここで駅徒歩20分の物件の魅力について考えてみましょう。
1.家賃が安い
物件の常識として、駅に近い程家賃が高くなるものです。
特に都市部程その傾向がはっきりしていて、東京都心近くになると、ワンルームでも徒歩5分以内となると10万円近くします。
これが徒歩20分となると家賃が8~9万円の物件もあり、10万円を切ることができます。
もしまだ若くてフットワークに自信があり、貯金を増やしたいと思っている人は、駅徒歩20分の物件を選んだ方がお得です。
2.部屋が広くなる
どこでも駅に近い程時価が高くなり、部屋の面積が取れなかったり、いびつな形になるところも多くなります。
同じワンルームでも駅近の方が狭く、部屋を確保する為に収納スペースが削られていることもあります。
これが駅徒歩20分となると、ワンルームでも8~10畳位の広さで、収納スペースがついている物件が増えてきます。
ユニットバスではなくバストイレ別という物件もあり、モノが多い人やのんびりと暮らしたい人に向いています。
3.周辺環境が良い
駅近の物件は必然的に人通りも多く繁華街もある為に、夜になっても騒然としていることもあります。
駅徒歩20分ともなると、殆どが閑静な住宅街になっていて、夜になるとしんと静かになります。
但し幹線道路沿いを選んでしまうと夜中でも車の騒音が気になる場合もありますので、周辺環境を確認しておきましょう。
20分という時間はぼんやりしていると意外と早く過ぎてしまうものです。
駅徒歩20分までを条件にすると、選択肢が広がり思わぬ良い部屋を見つけられる可能性もあるのです。