東京は賃貸需要の高いエリアです。
中古マンション売却でも購入希望者は多くを見込めますが、必ずしも楽観視はできません。
東京の不動産市場には多くの中古マンションが流通しています。
購入希望者は多いですがライバルとなる物件も多く、魅力に欠ける物件だといつまでも売れ残ってしまう恐れがあります。
東京の中古マンション市場で重視される項目
1.立地
2.間取り
3.周辺環境
4.築年数
5.価格
の順番です。意外に思われるかもしれませんが、東京の中古マンション市場では価格は売れ行きにあまり影響しません。
東京で中古マンションの購入を考える層は年齢も収入も幅広く、低価格から高価格まで全ての価格帯で一定の購入者候補が見込めます。
単に価格を下げるのではなく、物件の価値にふさわしい価格設定が重要になります。
立地に関しては駅近の好立地物件の人気が上昇しています。東京の中古マンション購入希望者は通勤の利便性を重視する傾向が見られ、負担の少ない駅近物件に人気が集中しています。
人気の間取りはファミリー向けの物件です。
東京の不動産投資というと単身者向けのワンルーム物件投資が一時期ぶーむになりました。学生や新社会人向けの物件は底堅い需要が見込める一方で似たような物件が乱立し全体的に供給過剰気味です。
立地を最優先条件にする層に対しては一等地の狭小賃貸という新たな物件が人気を集めており、ワンルームタイプの中古マンション売却には逆風が吹いています。
実際の売却で重要になるのが物件の内覧です。中古マンションは一生に何度もない豪華なかいものです。
実物を見てから判断したいと思うのは当然で、内覧次第で売却の成否が決まると言っても過言ではありません。
好印象を与えたいなら内覧前に引っ越しを済ませておくのが理想です。生活中の部屋を内覧するのは一般的に行われていますが、生活感のある部屋はどうしても印象が上がりにくく不利です。
空室状態での内覧なら物件の価値もきちんと伝わるので売却成立に期待が持てます。
物件広告のクオリティも重要です。広告は仲介業者が用意するのがこれまでの常識でしたが、最近は売主自らが積極的に広告制作に関わるケースが増えています。
住まいとしての魅力をアピールしたり、住んでみてわかったメリットを伝えたりおすすめスポットを紹介したりと主にインターネット広告を中心に情報発信を行うことでより良い条件での売却成立を目指せます。
頼りになる不動産業者選びも大切です。
大手や地元密着型以外にネット専業や特殊物件専門など東京には中古マンションを扱う不動産業者はたくさんあります。
高額な取引ですからある程度時間と手間をかけてでも信頼できる不動産業者を探してください。