【徹底比較】タイの賃貸物件を選ぶ時に注意すること

バンコクの住みやすいエリアを徹底解説!

海外で生活するには日本とは文化や習慣、法律などが異なりその国に慣れるまでは時間がかかります。短期滞在ならそれ程問題はありませんが、長期滞在や完全移住となると大きなストレスになる事もあります。その中でも住宅事情は悩ませる問題ですので、慣れない海外では少しでも快適な暮らしをしたいものです。

短期滞在であればホテルやサービスアパートメントで過ごすこともできますが、長期滞在などでは長く暮らせる住居を見つける必要があります。

その中で、日本と同じアジアのタイでは日本と同じように多くの種類の賃貸住宅があります。よりよい住宅を見つけることが、タイで快適な暮らしをするには住宅は重要です。

本記事は、これからタイで暮らす方のためにタイの賃貸住宅について解説します。

本記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。

バンコク不動産・賃貸アパートはスックリビング

タイの賃貸住宅の種類

【徹底比較】タイの賃貸物件を選ぶ時に注意すること

タイの賃貸住宅は、日本では大型マンションやタワーマンションと呼ばれるコンドミニアム。中規模の賃貸専用のアパートメント、家が連なるタウンハウスや一軒家などがあります。

それぞれの賃貸住宅には特徴があり、居住する時にはメリットやデメリットがあります。

では、タイの賃貸住宅はどのような種類があるのでしょうか。

 

・タウンハウス

 

現在の日本あまり見ることのできない建築様式ですが、昔風に言えば長屋のように家が連なる建物です。どの建物も34階建てがほとんどで間口が狭く奥行きが広いのが特徴です。タウンハウスはバンコクだけでなく地方の都市にもたくさんあり、タイ人の家族が多く住んでいます。

建物の多くは建築から年数がたっているものが多く老朽化していて、部屋の内部はリフォームしていない限り昔のままです。

・タウンハウスのメリット

コンドミニアムなどと比べると部屋数が多いため大家族の住居に適している。

・タウンハウスのデメリット

不動産会社の扱い物件がほとんどなく自力で探す必要があり、1フォロア1ルームの作りのため家の中での移動が不便。

エアコンがない場合が多く、あっても1階のフロアのみ。

 

一軒家

【徹底比較】タイの賃貸物件を選ぶ時に注意すること【徹底比較】タイの賃貸物件を選ぶ時に注意すること【徹底比較】タイの賃貸物件を選ぶ時に注意すること

バンコクの都心部では一軒家はあまり見られませんが、郊外や地方都市などでは賃貸住宅があります。タイの一軒家は日本の住居と比べて部屋のサイズが大きいため、ゆったりと過ごすことができて静かな環境の立地の場合が多いのが特徴です。

・一軒家のメリット

コンドミニアムのようにドアを開けたら共有スペースではないため、屋外でもプライベートが保ちやすく静かな環境の中で生活ができます。

・一軒家のデメリット

セキュリティが脆弱なため、ご自身で工夫する必要があり害虫の数も日本とは比較にならないほど多いため、害虫駆除を施す必要があります。また、物件は郊外に多いため交通がやや不便なエリアになります。

 

・アパートメント

アパートメントはバンコクや地方都市には賃貸物件がたくさんあり、多くのアパートメントから選ぶことができます。オーナーが一人のため部屋や家具の破損、電気器具の故障などがあった場合のも早く対応ができます。

 

・アパートメントのメリット

オーナーと直接交渉ができるため、家賃などの交渉がしやすく家具や電化製品が備え付けの部屋が多いのでご自身で家具などを購入する費用が軽減できます。

 

・アパートメントのデメリット

比較的小さな部屋が多いので家族同伴向きではなく、電気料金などがアパートメント経由の支払いになり高額になる場合が多くなります。また、洗濯機は部屋に備え付けではなく共有の場合が多いので不便さがあります。

 

・コンドミニアム

 

日本のタワーマンションや大規模分譲マンションのことでタイでは(コンド)と呼びます。部屋ごとにオーナーがいて賃貸契約はオーナーと結ぶため部屋のサイズが同じでも家賃は異なります。バンコク都心部や郊外には続々新しいコンドミニアムが建築されて多くの外国人が賃貸住宅として暮らしています。ほとんどのコンドミニアムにはプールやジムが併設されて、セキュリティもしっかりしているところが人気です。

 

・コンドミニアムのメリット

最新の家具や電化製品が備えられて充実した施設の中で生活ができて、バンコク都心部ではBTS(高架鉄道)から徒歩圏のコンドミニアムもたくさんあるので便利です。高層階の部屋を選べばルーフトップのようにバンコクの美しい夜景を眺めることができます。

 

・コンドミニアムのデメリット

賃借中に家具の破損や電化製品の故障が起きた時に部屋のオーナーと直接交渉しなければならないのである程度の語学力が必要。タイ独自の外国人が居住するために必要な申請制度があるためオーナーと連絡を取るのが面倒。

※この制度については後の章で説明します。

 

このように外国人がタイで生活するにはいろいろな賃貸住宅がありますが、バンコクや周辺の郊外にはどのようなタイプの住居でもありますが、地方の場合はコンドミニアムなどがほとんどないため居住する住居は限られてきます。

タイに居住することが決まったら、ご自身の住むエリアにどのような賃貸住宅があるのか早めに調べることでよりよい住宅が見つかるのではないでしょうか。

 

タイの賃貸住宅を選ぶ時の注意点

 

タイの賃貸住宅に居住する時にはいくつか注意点があります。タイは外国ですので日本と同じように自由に過ごすことはできません。外国人が暮らすには居住許可を得るためのビザが必要です。また、タイは日本と比べるとインフラが比べ物にならないくらい脆弱です。ここではこれらを踏まえたうえでタイの賃貸住宅を選ぶときの注意点を解説します。

 

・交通インフラに注意して住居を選びましょう

 

タイの交通インフラは、バンコクではBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)がありますが、路線が少なくこれらが走らないエリアではバスなどが主な交通手段になります。

バンコクは世界でも有数の渋滞都市と言われ、朝と夕方は車が全く動かないことがあります。このようなことから住居のエリアを選ぶ時にはBTSMRT沿いがおすすめです。

一方、バンコク以外のエリアでは鉄道を利用するのとはほとんどなく、バスなどが交通手段になります。住居を選ぶ際には交通網の確認と居住エリアにショッピング施設があるかなどは確認しましょう。

 

・外国人居住の法律に注意

タイは外国人が暮らす時に独特な法律があります。その一つがTM30と言う制度でTMとはタイ語の(トーモー)の略でイミグレーションの意味です。

外国人を受け入れた施設はイミグレーションに申請する必要があります。ホテルも同様ですが、ホテル営業の許可がある施設はオンラインで申請できますが、特にコンドミニアムのオーナーはこの制度を知らない方がたくさんいます。本来申請はオーナーが行いその際にIDカードや本人の住居登録書(タビアンバーン)が必要ですが、申請を怠ると罰金が発生します。居住者が申請する必要はありませんがコンドミニアムなどの個人オーナーがこの制度を理解せず申請をしないため、居住者がオーナーから必要書類を受け取り罰金も居住者が支払うことが相次ぎ起こりました。タイ国内で住居を変更する際も必要なため、個人オーナーと契約する際には、確認が必要です。

 

まとめ

このようにタイではたくさんの種類の賃貸住宅があります。快適さと便利さを求めるのであればコンドミニアムが最も適した住居と言えますが、ご自身の好みや仕事などの関係でそのような所に居住しない場合もあるのではないでしょうか。

また、タイは日本と比べて個人同士の契約が多く、賃貸住宅の情報が極端に少ないため外国人が住宅を探すのは大変です。そのような時には、バンコクを中心に日系の不動産会社がありますので相談してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事の執筆に当たりましてタイ・バンコクの不動産会社スックリビングに協力を頂きました。タイバンコクの賃貸物件をお探しならスックリビング。

https://www.sukliving.com/

おすすめの記事