
海外の不動産を取得する上で重要となるのが土地の所有権を外国人が持つことができるかという点です。
高層マンションなどコンドミニアムを購入するのも良いですが、土地の所有権も手に入れたほうが資産価値が安定します。
近年では東南アジアでの不動産投資が活発化していますが、所有権を購入できる国は限られています。
東南アジアの不動産投資
具体的な国名を挙げれば、タイやフィリピン、カンボジアでは購入できませんが、マレーシアでは購入できます。
マレーシアの人口は約3000万人で、またマレー語、タミル語、英語など複数の言語が公用語となっているため多民族国家となっているため、
今後は人口が増加していくと予想され、それに伴い不動産価格も上昇すると言われています。
土地の所有権も持てるマレーシアでは不動産開発が進んでおり、クアラルンプール周辺ではコンドミニアムの建設ラッシュが続いています。
地区名としては、KLセントラル駅やツインタワー周辺が特に人気エリアとなっています。
注意する点としては、最低購入価格が設けられていることが挙げられます。
外国人の場合、不動産の最低購入価格が100万リンギットとなっており、
これは2017年の日本円に換算すると約2700万円ほどになります。したがって資本がないと投資できない仕組みになっているのです。
ただ、この点に関しては住宅ローンさえ組めば問題ありません。
マレーシアでは外国人であっても住宅ローンを組むことができるので心配はいりません。
住宅ローンに関して言えば、10年間の滞在が許可されるMM2Hビザを持っているとスムーズにいきますので、できればMM2Hビザを取得するのが望ましいと言えます。
マレーシアの税制には特徴があります。
不動産賃貸を目的として購入する場合はインカムゲインが見込まれますが、居住者と非居住者の間で課される税率が異なります。
居住者の場合は、26%以下の累進課税制度となりますが、非居住者の場合は一律で26%の税金が課されます。
つまりマレーシアに居住する人が有利な税制となっているのです。
よってマレーシアに移住して住む人は、特に不動産投資するメリットを受けられます。
さらに不動産の売却益を目的とするキャピタルゲインに対しては、物件取得後5年未満なら30%、5年以上なら5%の税が課されます。
つまり、不動産を5年以上保有すれば税金が安く済むのです。
このような税制を踏まえた上で、不動産購入の戦略を練ることを強くオススメします。