バンコク高級サービスアパートメント
サービスアパートメントは、日本人にはあまり聞きなれない住居かもしれません。
日本の集合住宅はアパートやマンションと呼ばれるため、サービスアパートメントと言うと日本のアパートを想像しがちですが全く異なります。
タイの集合住宅は建物が1オーナーで賃貸専用の建物をアパートメント、日本のマンションで分譲用に売り出された住宅をコンドミニアム、ホテル形式の部屋でキッチンや洗濯機、食器などの生活用品が完備された形態の部屋をサービスアパートメントと呼びます。
タイではサービスアパートメントはバンコクに多く、ホテルのように1日から宿泊できるところから1ヶ月や年単位で契約するところがあります。
このようにサービスアパートメントは、洗濯機やキッチンなどが完備されていることから長期出張者やゴルフなどをする旅行者には人気の宿泊施設です。
宿泊費はリーズナブルな施設から高級ホテルと同じような施設まであります。その中でもバンコクの高級サービスアパートメントとはどのようなところなのでしょうか。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。
バンコクの高級サービスアパートメントのタイプ
サービスアパートメントは、短期や長期滞在する中で快適な生活ができるような設備が整った施設のことで滞在の目的や期間によって選ぶタイプが異なります。
短期滞在であれば最低限の炊事や洗濯ができれば生活に支障はないでしょうし、それよりもプールやジム、レストランなどの施設が重要になります。一方長期滞在の人は部屋の作りや使い勝手などが重要になります。
このようにバンコクの高級サービスアパートメントは、滞在期間や目的が異なる人たちを全て受け入れるような施設ではなく、宿泊する期間や人数などによって適したサービスアパートメントのタイプは変わります。ここではバンコクのタイプ別高級サービスアパートメントについて紹介します。
ホテル型サービスアパートメント
バンコクにはサービスアパートメントがたくさんあります。その中でも古くから人気なのはBTS(高架鉄道)プロンポン駅から直結で、バンコクでは高級百貨店と言われるエンポリアムの上層階に位置する「エンポリアムスイーツ」や隣のトンロー駅には新しく開業した高級ホテルとして有名な「マリオットアパートメントトンロー」などがあります。
さらに、シティー型リゾートホテルの多いチャオプラヤー川周辺には「ルプアアットステートタワーがあり、このサービスアパートメントの屋上には外国人観光客やタイ人富裕層が訪れることで有名なルーフトップバーの「シロッコ」があります。
ホテル型サービスアパートメントの宿泊は1泊から可能で、チェックイン方法はホテルと同じです。館内には高級ホテルと同様なサービスが受けられ、ジムやプールはもちろんレストランやバーなどがあり、他の一流ホテルにも負けない豪華さがバンコクの高級サービスアパートメントの特徴です。
サービスはホテルと同じように毎日部屋の清掃やルームサービスなどホテルに宿泊するのとほぼ同じような感覚です。客室はホテルではワンルームタイプが多いですが、サービスアパートメントではリビングとベッドルームが独立して複数のベッドルームを備えた客室もあるため大人数の滞在も対応できます。
コンドミニアム型サービスアパートメント
コンドミニアム型サービスアパートメントとホテル型サービスアパートメントとの大きな違いは、宿泊日数が月単位や年単位が多く人の入れ替わりが激しくないため落ち着いた雰囲気があります。
コンドミニアム型サービスアパートメントは、滞在者以外の入館には厳しいチェックがある場合が多くセキュリティにおいてもしっかりしていると言えます。
部屋の広さは1ベッドルームで70㎡、2ベッドルームでは100㎡以上のところが多く長期滞在に適しています。
コンドミニアムとの違いは、コンドミニアムでは家具や電化製品が備えられているところが殆どですが、部屋のオーナーによって設備が異なります。サービスアパートメントは、家具や電化製品はもちろん、統一された食器などの生活用品も備えられているため手ぶらで来てもすぐに宿泊することができます。
また、インターネットや日本語放送も備えられていることも多く面倒な手続きが不要なところがメリットと言えます。
家賃はコンドミニアムやアパートメントと比べると家賃が割高になりますが、入居する際に生活用品を購入する必要がないことと、退去する際にもトラブルの発生が少ないのがサービスアパートメントの特徴と言えます。
バンコクの高級サービスアパートメントのエリア
高級サービスアパートメントのエリアは、ホテル型とコンドミニアム型で若干異なります。
ホテル型のサービスアパートメントは、ホテルが建ち並ぶ繁華街や商業エリアなどバンコクの中心に点在します。
主なエリアとしては繁華街として有名なスクンビットやサイアムパラゴンやセントラルワールドなどがあるサイアムエリア、バンコクの商業の中心地のシーロムやサトーンエリアです。
立地もホテルと同じように駅から近く賑やかなところに位置しています。
一方、コンドミニアム型の高級サービスアパートメントのエリアは、コンドミニアムと同様に住宅エリアに多くあります。
主なエリアとしてはスクンビットではプロンポンやトンロー、エカマイなどバンコクの中でも高級住宅街と言われるエリアや、シーロムでは駅前から住宅街に入りコンドミニアムが建ち並ぶ静かなエリアに位置しています。
それらのエリア以外にはコンドミニアムは多くありますが、高級サービスアパートメントはあまり見ることはできません。
このようにホテル型サービスアパートメントは観光や仕事に便利なエリアに位置して、コンドミニアム型サービスアパートメントは住宅地に多く位置していますが、これは利用する人の用途の違いからエリアが異なると言えます。
高級サービスアパートメントに適した暮らし
これまで高級サービスアパートメントとコンドミニアム、ホテルの違いについて説明しました。コンドミニアムの快適な暮らしとホテルのサービスを受けられるのが高級サービスアパートメントのメリットと紹介しましたが、至れり尽くせりの生活ができるのが全ての人に満足が得られるかというとそうではありません。
コンドミニアム型のサービスアパートメントといえどもセキュリティやコンシェルジェなど多くの人が働いているため落ち着いた感じがあまりありません。
また、部屋には生活必需品一式が備えられているためアレンジがしにくいことがあります。
特に、家族帯同の場合には、子供に新しく家具を揃えたりするのも難しいため生活感のない部屋になりがちです。
その反面単身者であれば、定期的な部屋の清掃や面倒なことはコンシェルジェに頼むこともできるため快適な生活ができるのではないでしょうか。
まとめ
バンコクの高級サービスアパートメントについて紹介しましたが、ここに住むメリットは何といってもホテルと同じように生活用具を用意する必要がなく快適なサービスが受けられることです。
その分コンドミニアムよりは家賃が高くなりますが、それでも十分メリットがあります。
また、既に紹介しました通り高級サービスアパートメントにはホテル型とコンドミニアム型があるため、自分の滞在期間に合わせて選択すれば気に入った住居が見つかるのではないでしょうか。
これらの物件を一人で探すのは大変なので、このような時にはバンコクにはたくさんの日系の不動産会社があります。
日系の不動産会社には物件がたくさんありますので、バンコクに居住が決まったら一度相談してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事の一部の執筆にあたりましてタイ・バンコクの不動産会社スックリビングに協力を頂きました。
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