バンコクのコンドミニアム賃貸
バンコクには約65万戸のコンドミニアムの部屋があると言われています。
そのうちの55万戸が成約済みで70%ほどが住居として利用されています。13万戸が投資用などで購入されたコンドミニアムで、ほとんどの場合は売却するまで賃貸用として貸し出します。
バンコクのコンドミニアムだけでもこれだけの部屋数があれば、1部屋の人数が2名としても26万人は暮らすことができて、さらにアパートメントやサービスアパートメントなどを含めると相当の人数が暮らせることになります。
その中でもコンドミニアムは最も人気のある物件で、部屋の備品もオーナーごとに違うので同じコンドミニアムでも自分に合う部屋を見つけることができます。
では、バンコクで人気の賃貸コンドミニアムとはどのような住宅なのでしょうか。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。
バンコクのコンドミニアム
バンコクにはエリアと問わずコンドミニアムは至る所にあります。
物件もリーズナブルなものから高級コンドミニアムまでさまざまです。
部屋の作りは日本で言うワンルームのスタジオタイプから2~3ベッドルームまであり、広さは30~100㎡を超えるものまであります。
コンドミニアムは通常日本ではマンションと呼ばれていますが、若干異なるところがあります。
バンコクのコンドミニアムはジムやプールは標準装備で、セキュリティも24時間常駐です。
日本では20階以上のマンションをタワーマンションと呼びますが、バンコクで大きな通りに面したコンドミニアムはほとんどが20階以上の建物です。
さらに、高級コンドミニアムになると、駅や近くのショッピングセンターなどへの送迎やレセプションやコンシェルジェを配置しているところもあり、ホテル並みのサービスを受けることができます。
このように豪華さにおいては日本のマンションと異なるのがバンコクのコンドミニアムです。
バンコクのコンドミニアムのエリア
バンコクのコンドミニアムのエリアは、バンコク全域にあることは紹介した通りですが、グレードはエリアによって異なります。
バンコクの高級住宅街と言われるプロンポンやトンローには高層のコンドミニアムやタイ人の富裕層が暮らす大きな一軒家が建ち並びます。
バンコクのオアシスと言われるルンピニ公園周辺のラチャダムリやサトーン、シーロムは高級ホテルとともに高層のコンドミニアムが林立してホテルかコンドミニアムなのか見分けがつかないほど豪華です。
街の中心部から離れるとBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)の沿線には新築や古くからあるコンドミニアムが建ち並んでいます。
これらのコンドミニアムはタイ人の会社員なども多く住み、その中でもBTSスクンビット線のプラカノンからウドムスク、MRTはスクンビットの隣の駅のペチャブリーからラットプラオ、チャトチャックパーク駅にかけてコンドミニアムが建ち並び、鉄道が伸びるごとにコンドミニアムも郊外にかけて建設されています。
これらのエリアのコンドミニアムは高級住宅街と比べるとリーズナブルな価格です。
このようにバンコクのコンドミニアムはエリアによりブランドが異なり賃貸価格は大きく異なります。
バンコクのコンドミニアムの賃貸価格
すでに紹介しました通りバンコクのコンドミニアムは、ブランドとエリアによって賃貸価格が大きく異なります。
最も高額なエリアとしてはスクンビットではアソークからトンローにかけて最も高額です。バンコクの中心地のBTSプルンチットからシーロムがあるサラデーン駅にかけてはルンピニ公園を取り囲むようにコンドミニアムが林立しています。
これらがバンコクでは最も高額なエリアになりますが、賃貸金額としては、1ベッドルームで20,000~50,000タイバーツ(約70,000~175,000円)となり2ベッドルームでは60,000タイバーツ(約210,000円)以上になります。
バンコクは住居の賃貸価格が安いと紹介されていますが、高級住宅街や街の中心部ではそのような訳にはいきません。
これ以外のエリアになると賃貸価格は安くなり1ベッドルームで12,000~20,000タイバーツ(約42,000~70,000円)、2ベッドルームで20,000~30,000タイバーツ(約70,000~105,000円)と安くなり、高額な部屋もほとんどありません。
これは、このエリアはタイ人が部屋を賃貸するのが殆どで、前出の高額なエリアは主に外国人の駐在員が借りますが、それ以外のエリアでは、高級なコンドミニアムで家賃が高額では借り手がいないことから家賃が安くなっています。
それでもタイ人の一般的なサラリーマンの給料でこのレベルの部屋を借りるのはなかなか大変なことです。
コンドミニアムの契約と家賃の支払い方法
バンコクに移住してコンドミニアムを契約する時にはどのようにすればよいのか心配な人もいるのではないでしょうか。
ここでは一般的なタイのコンドミニアムの契約方法について紹介します。
1.コンドミニアムの契約方法
タイはコンドミニアムに限らず、住宅の契約は非常に簡単です。
用意するものは身分証明となるパスポート位です。契約先はコンドミニアムではなく部屋のオーナーになりますが、管理事務所が代行してくれるのが殆どです。
契約時にはデポジット(保証金)として家賃の2か月分を預けるのが一般的で、退却時に部屋の修繕等の必要が無ければ返却されます。
2.家賃や水道光熱費の支払い方法
家賃は月末払いが多く支払先は直接部屋のオーナーです。その他ではタイの水道光熱費は電気と水道でガスはありません。
電気代はオーナー名義の請求書を電力会社に直接支払い、水道料金はコンドミニアムの管理事務所に支払います。
アパートメントのように建物自体が1人のオーナーであれば、管理事務所で全て支払いができますがコンドミニアムは部屋ごとにオーナーがいて契約もオーナーと直接になるため支払方法は若干面倒なところがあります。
3.コンドミニアムに入居する際の必要な生活用具
タイのコンドミニアムは基本的にエアコンや冷蔵庫、洗濯機などの電化製品やベッドやテーブル、ソファなどが備え付です。
これらは部屋のオーナーが用意するので同じタイプの部屋でも生活用具は異なります。
日本のように生活用具を全て自分で揃える必要がなく、契約したその日からでも住むことができるのがタイのコンドミニアムの便利なところです。
同じタイプの部屋でもオーナーの好みによって雰囲気が大きく違いますので、同じコンドミニアムでも一つの部屋だけでなく複数の部屋を見てから決めることをおすすめします。
バンコクの賃貸コンドミニアムの探し方
現在はインターネットが発達しているため、外国で住宅を探すのも非常に簡単です。
最も簡単な方法としては日本に居るうちにインターネットのサイトにアクセスして探す方法です。
この方法なら日本に居るうちに住居が決まるので安心ですが、土地勘のない場合は周辺の環境やコンドミニアムが自分のイメージと違い、転居をする場合もあります。
このようなことにならないためには、バンコクにはたくさん日系の不動産会社があるので、そこで紹介してもらうのが確実です。
日本に居る間に自分の希望を伝えておけば短時間で希望の部屋を探すことができるので活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
バンコクの賃貸コンドミニアムを紹介したしたがいかがでしたでしょうか。
バンコクは東南アジアでも多くのコンドミニアムがあります。物件も豪華なところからリーズナブルなところまで多くの物件から選べるのがバンコクのコンドミニアムの特徴です。
さらに、バンコクが初めての人でもバンコクにはたくさんの日系不動産会社があるので、部屋探しに困ることはありません。
自分でもバンコクのコンドミニアムを調べて不動産会社に探してもらえば快適に過ごせる住居が見つかるのではないでしょうか。
こちらの記事の一部の執筆にあたりましてタイ・バンコクの不動産会社スックリビングに協力を頂きました。
タイ・バンコクの賃貸物件をお探しならスックリビング。