バンコクで敷金が返金されなくなる理由

入居時の初期費用として必要なデポジットとは

日本で言う敷金のようなもののことを、バンコクではデポジット(保証金)と言います。不動産を購入する際に入居者側が用意する必要のある初期費用は、基本的に家賃2ヶ月分のデポジット(保証金)と1ヶ月分の前家賃のみとなっています。バンコクには日本のように礼金は存在しておらず、その代わりデポジットが家賃の2ヶ月分となっています。ほとんど物件がデポジットは家賃2ヶ月分ですが、中にはデポジットが家賃の3ヶ月分という物件もあります。基本的にデポジットは、退去時にダメージ料や光熱費などを清算後全額返却されます。デポジットが返却されるまでの期間についてですが、基本的には通常退去後30~60日で返却されることになっています。ただしバンコクでの退去時のチェックは厳しく、退去時に入居者自身が掃除を行った部屋とそうでない部屋とでは修繕費などの差し引き額が変わることがあります。補修費はクリーニング代を含み、賃料の10%程度が平均的な金額となっています。部屋や備え付けの物に破損があった場合にもデポジットから補修費が差し引かれてしまいます。トラブルを防止する為にも、入居時に部屋や備え付けの物に傷や汚れがあった場合は最初からあったということを証明する写真を撮っておくことをおすすめします。また契約初年度に契約期間が守られなかった場合には、ペナルティとしてデポジットが全額没収されてしまいます。バンコクでは契約初年度に8割以上の物件でペナルティが発生しています。バンコクで敷金が返金されなかった場合、このような契約違反をしてしまった場合や、部屋の補修費が敷金の金額を上回ってしまったことが考えられます。

バンコクの不動産会社は無料で利用できる

バンコクで敷金が返金されなくなる理由

バンコクでは不動産の取引に関する法律が定められておらず、日本のように礼金や不動産会社に対する仲介手数料が掛かりません。その為初期費用として必要な費用はデポジットのみとなっています。通常日本で物件探しを行う場合に不動産会社を利用して物件への入居を決めると、不動産会社の成功報酬として入居者は不動産会社に仲介手数料を支払うことになっています。この時不動産会社が入居者から貰う仲介手数料の上限が宅地建物取引業法において定められています。実は仲介手数料が存在していないのはタイに限ったことではありません。日本以外の国々では入居者が不動産会社に仲介手数料を支払うのではなく、家主やオーナーが不動産会社に仲介手数料を支払う仕組みが一般的なのです。不動産会社が家主やオーナーから受け取る仲介手数料は、家賃の0.5~1ヶ月分程度がタイでの習慣となっています。バンコクでは入居者が不動産会社に対して支払うお金は存在していないので、もしもバンコクで入居先を決めた時に不動産会社から仲介手数料を請求されたら注意が必要です。日本人を狙って払う必要のない仲介手数料を騙し取る詐欺師もいるようです。

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