海外に事業所や工場がある会社や、これから海外での展開を計画している会社に勤務している方は、いつ駐在員として派遣されるか分かりません。
海外の中でもタイバンコクや、その周辺には多くのの日本企業が進出してたくさんの日本人が暮らしています。
しかし、初めての海外赴任ではどんなことをすればよいのか悩むのではないでしょうか。
この記事は、タイバンコクに決まったら何をするのか紹介します。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。
重要なのは赴任前の準備
タイバンコクに赴任が決まったら、タイではどんなことをすればよいのかあれこれ考えるのではないでしょうか。しかし、やることがたくさんあるのは移住後ではなくタイに行く前の準備です。タイに赴任してしまうと簡単に帰国はできないので忘れ物が無いようにしましょう。では、赴任前に日本でするのはどんなことがあるのでしょうか。
1.住民票の削除
海外に移住する時にやることは住民票の削除です。一般的には3ヵ月以上海外で暮らす場合には削除するように案内されています。住民票をそのままにしておくと住民税や保険料が発生しますが住民票を抜くと支払いの必要がなくなります。
2.金融機関の整理
複数の銀行口座をお持ちの方はたくさんいるのではないでしょうか。タイへ赴任する時には利用していない銀行口座を整理するのがおすすめです。クレジットカードも同様で、使わないと有料になるカードもありますので利用するカードだけ残しましょう。また、日本の銀行口座からキャッシングや送金するために銀行のデビットカードやインターネットバンキングなどを作成も必要です。
3.公共料金などの解約
電気やガス、携帯電話料金や通信販売などの有料会員になどをそのままにしておくと移住後も料金が発生しますので解約が必要です。特に、クレジットカードや銀行引き落としの場合は忘れがちです。
また、賃貸住宅の場合も解約が必要で、自宅をお持ちの方は光熱費や通信費などの一時停止の手続きをしましょう。
4.パスポートのチェックとビザの取得
タイに長期間滞在するにはパスポートの残存期間が6カ月以上必要ですので確認して残存期間がない場合は新しいパスポートを申請しましょう。タイは30日以内の滞在ならビザは必要ありませんが、長期滞在の場合はビザが必要です。ビザは会社が申請してくれることがほとんどですが、家族が帯同する場合は同様にパスポートやビザが必要です。
5.国際免許の取得
会社によってはタイでの運転が禁止されていますが、禁止されてなければ国際免許を取得しましょう。国際免許を取得することで、タイで運転できるだけでなくタイの運転免許が簡単に取得できます。また、赴任中に日本の運転免許の期限が切れてもタイで国際免許を取得して日本で免許の申請をすれば再発行ができます。
6.保険加入の確認
日本の保険は海外では利用できなくなりますが。タイに赴任した時には保険会社の医療保険の加入とタイの社会保険に加入するのが一般的です。タイの社会保険は現地のタイ人が使用する保険ですが利用する病院が指定されて待ち時間が長いなど外国人駐在員が利用するのは現実的ではありません。そのため多くの会社では保険会社の医療保険に加入します。この時には帯同する家族の保険も確認しましょう。
7.住居の決定
タイの住居が決まりませんと揃える家具や荷物を送ることができませんので赴任する前に住居を決める必要があります。会社が契約している日系の不動産会社を利用すれば日本人が生活しやすい住居を紹介してもらえます。
7.荷物の搬送
タイで居住する住居が決まったら荷物の搬送手続きをしましょう。タイの住宅の多くは家具付きですのでそれほど多くの家具を送る必要はありません。帰国した時にまた使用する場合はレンタル倉庫に預ける必要があります。
タイ入国後の手続き
駐在員としてタイに赴任する場合は会社がワークパーミットなど就労するための手続きをしますので、生活に必要な手続きをするだけです。手続きを怠ると生活に支障が出るので忘れずに手続きしましょう。
1.ワークパーミットの取得
タイで就労するにはワークパーミットが必要です。駐在員のワークパーミットは会社が手続きしますのでご自身が申請する必要はありませんが、ビザは就労するためにタイでの滞在を許可するもので、ワークパーミットは就労を許可するものと言う事は覚えておきましょう。
2.在留届提出
外国に3ヵ月滞在する場合は日本大使館に在留届を提出するように定められています。在留届を提出することで大使館から現地の生活に必要な情報や各種証明書などを受け取る場合にも在留届の提出が必要になる場合があります。
3.銀行口座の申請
タイで生活するには銀行口座が必要です。タイの銀行口座は外国人はなかなか作れませんがワークパーミットがあれば簡単に作れます。銀行口座が作れたらタイのクレジットカードを作ると便利です。
4.学校の入手続き
日本で幼稚園や学校に通学する子供が一緒に移住する場合はタイで入学手続きする必要があります。バンコクで日本人がたくさん暮らスクンビットエリアでは日本人向けの幼稚園があり小学校以上の児童は日本人学校があります。日本人学校は私立で学費が必要ですので、会社が負担するかを確認しましょう。
タイバンコクに赴任が決まったらすることを紹介しました。タイに赴任する前の準備は忘れると日本に戻る必要もありますので、チェックリストを作って忘れ物がないようにすることが大切です。
こちらの記事ではバンコクの不動産会社スックリビングに一部協力を頂き執筆をいたしました。