
5万人以上の日本人が住むタイ・バンコクには50を超える日系または日本人経営の不動産会社があります。
ネットで検索するとたくさんの会社が出てくるため、赴任前に日本に居ながら様々な物件をチェックする事が可能です。
しかし、中には
- 高額な仲介手数料を取る業者
- 契約後のサポートが不十分な会社
などもあり、初めてのタイでの住居契約でトラブルに巻き込まれたり、大変な想いをしてしまったりしたという経験談もよく耳にします。
実はバンコクでのお部屋探しは、どの不動産会社へお部屋探しをお願いするのかという点が、どのお部屋に住むのかと同じくらい重要です。
優良な会社であれば、入居前だけでなくタイでの生活中や帰国前の退去の際も十分なサポートを受けることが出来ます。
ということで、この記事ではタイ・バンコクの物件探しの際におすすめしたい不動産会社の神トップ5のサービス内容やおすすめポイントなどを徹底解説します。
また、タイの賃貸物件豆知識や内見時にチェックしたいポイント、入居までの流れなど、タイで賃貸物件を契約する際に知っておいて損はない情報を丸ごと詰め込みました。
これからタイ・バンコクでの生活を始める人はもちろんのこと、バンコク内での引っ越しを考えている人にも役立つ情報が盛りだくさんなので、是非最後までご覧くださいね!
目次
タイの物件探しで日本人対応の不動産会社を使うべき理由
おすすめ不動産会社トップ5を紹介する前に、少しだけタイの不動産事情についてお話しします。
タイには日本のように店舗を構えて対応している不動産会社が少ないため、インターネットサイトで検索をしたり、アパートへ直接問い合わせをしたりして、個人で賃貸の契約を行うのが一般的です。
個人での契約の場合、物件探しや内見の予約だけでなく、入居後のトラブル対応なども全て自力で行わなければならず、初めてタイで生活する人にとってはかなりハードルが高い作業となります。
そのため、タイに住む日本人の多くはこれからご紹介するような日系または日本人経営の不動産会社に仲介をお願いしています。
不動産会社に仲介を依頼する事で言語や文化の違いによる手続き上のストレス軽減はもちろんのこと、以下のようなサービスを受けることが出来るため、メリットが大きいです。
- 物件探し・内見予約
- 契約時の各種手続きや契約内容の交渉
- 入居後のアフターサポート
- 入居特典が受けられる
これからご紹介するおすすめの不動産会社はどれも上記のようなサービスを行っており、入居時だけでなく入居後や退去に至るまで、トータルで生活をサポートしてくれます。
初めてのタイ生活では新しい環境や仕事に慣れるだけでも精一杯。
そんな中で、お部屋の事のサポートだけでも信頼できる不動産会社へ相談が出来るというのは、生活面でも大きな助けになるでしょう。
ということで、以下でおすすめの不動産会社1位から順にご紹介していきます!
スックリビング|ここに任せれば間違いなし!満足度No.1の日系不動産会社
圧倒的1位は日系の不動産会社であるスックリビング。
スックリビングは日本の横浜に本社を置く日系の不動産会社です。
日本人経営の不動産会社は多いものの、本社が日本にある会社は意外と少ないのがバンコクの不動産会社事情。
そんな中、本社が日本にあるというのは、会社規模や信用面で非常に安心出来るポイントのひとつと言えるでしょう。
日本に本社があると日本側での承認も取りやすい為、東証一部上場の大手日系企業の駐在員の方々にも会社単位で長く愛されています。
その他にも魅力がたくさんあるのですが、中でも注目すべきはホームページの物件情報に掲載されている360°大パノラマの物件写真。
日本に居ながらタイの物件がどんなものなのか、内見気分を味わうことができるのは、他社ではあまり無い魅力のひとつです。
対応もスピーディーで安心してお願いする事ができます。
その他で特筆すべきおすすめポイントを以下に3点まとめました。
おすすめポイント1|入居後のサポートは24時間対応!
スックリビングは、お部屋探しの仲介だけでなく入居後のサポートも充実しています。
エアコンが壊れた、お湯が出ない、ペストコントロールをお願いしたいなど、入居後にも様々なトラブルや要望はつきものです。
しかし、その都度外国人のオーナーとタイ語や英語でやり取りをするのは本当に骨が折れる作業です。
スックリビングはこのような入居後のリクエストやトラブル時の問い合わせにも24時間対応しています。
「初めての海外生活を快適に過ごせるように」そんな想いで丁寧に対応しているので、お客様満足度・安心度、共にナンバー1!
おすすめポイント2|経験豊富な日本人対応
日本人経営の不動産会社の中には日本語可能なタイ人スタッフや、不動産業界での経験が浅い日本人スタッフを窓口としている会社が多いです。
タイ人が窓口となる場合だと、細かな話でミスコミュニケーションが生じてしまったり、日本人の感覚を理解してもらえず、なかなかリクエスト通りの対応をして貰えなかったり、と不便に感じるケースも無きにしも非ず。
また、経験の浅い日本人の場合だと、現地の地理や地域の特性をあまり理解できていないので、実際に住んだ時のメリット・デメリットを上手く伝えてもらえずに、住み始めてから不満が出てきてしまう場合もあります。
しかし、スックリビングでは現地の地理をしっかりと理解している経験豊富な日本人のスタッフが常に対応。安心してお部屋探しに関する相談をする事ができます。
おすすめポイント3|日本にいてもお部屋の内見が出来る!オンライン内見に完全対応!
今の時代にはとても嬉しいオンライン内見に完全対応をしております。
日本にいてもタイ・バンコクの部屋をオンラインで内見を出来てしまうのはとても嬉しい点ですよね。
丁寧にスタッフがやりとりしてくれるので、オンライン内見も安心してサービスを受けることが出来ます。
おすすめポイント4|30,000バーツ未満の物件も紹介可能
バンコクにある多くの不動産会社では、紹介する物件の家賃の下限が決められており、30,000バーツ未満は取り扱わないというのが1つの目安となっています。
そのため、ネットで見た安くて素敵な物件も、会社によっては紹介して貰えないというケースも。
プロンポンやトンローなどに住む場合は30,000バーツを切る物件の方が少ない為、下限があってもあまり影響はありません。
しかし、勤務先の都合上オンヌットなど家賃相場の安いエリアに住もうと思っている場合は、便利な立地でも30,000バーツに到達しないことが多いです。
そのため、下限を設けている不動産会社を利用するとお部屋探しが難航してしまう場合があります。
一方で、スックリビングでは30,000バーツ未満の物件も数多く揃えられています!
コストパフォーマンスの高い物件や、スクンビットの外れにある安めの物件なども紹介してもらうことが出来るため、より希望に合うお部屋に出会うことが出来るでしょう。
サービス・サポートの概要
スックリビングのサービスや入居後のサポート内容は下記の通り。
対応可能な物件タイプ
- アパート
- コンドミニアム
- サービスアパート
- オフィス・店舗
- 工場・倉庫
物件探し・内見時のサポート
- ホームページに360°大パノラマの物件写真
- オンライン内見
- 日本人スタッフによる内見案内
- 日本本社への問い合わせ可能
- お客様専用車での移動
契約・入居時のサポート
- 入居前の設備チェック
- 契約内容の交渉代行(家賃・家具など)
入居時の特典
- 礼金・仲介手数料無料
- 生活保険加入
- 家族向けの特典(要問合せ)
アフターサービス
- 24時間トラブル対応
- バンコク都内引っ越し費用負担
- 更新・退去時のサポート
会社情報
会社名:スックリビング株式会社(SUK Living Co.,Ltd)
住所:Unit 2001 – 2004, T-ONE Building, 20th floor,8 Sukhumvit Rd, Phra Khanong, Khlong Toei Bangkok 10110
電話番号:02-117-9611
メール:info@sukliving.com
ホームページ:https://www.sukliving.com
会社名:マドリッド不動産株式会社
住所:神奈川県横浜市旭区南希望が丘77
電話番号:045-900-4533
メール:sales@madorido.com
ホームページ:https://madorido.com/
ディアライフby RENOSY|ファミリー向け物件が得意
スックリビングと並んで有名な不動産会社がディアライフ by RENOSYです。
こちらも親会社が日本にある不動産会社なのですが、日本の方は賃貸物件の仲介会社ではなく投資用物件を扱う会社です。
問い合わせが日本へも出来るという点は会社の信用度もアップするため、日系企業の駐在員としてタイへ赴任する方にとっての魅力は大きいでしょう。
ディアライフは日本人のサポートスタッフが多く、日本人対応や入居後サポートも充実しています。
その他、時代の流れに沿ったサービスを展開していて面白みのある会社ですが、30,000バーツ未満の物件には対応しておらず、特典やサービスも女性向けや子供向けのものが多い為、単身者よりもファミリー層をターゲットとしている会社です。
以下3点がおすすめポイントです。
おすすめポイント1|オンライン内見ができる
タイでのお部屋探しは、入国後数週間のホテル住まいの間に内見へ行き、物件を決めたり、先に旦那様のみ赴任し、家族で住む部屋を決めて生活を整えてからご家族を呼んだりするのが一般的です。
しかし、期間が限られていると焦りも出てくるため、落ち着いてお部屋探しが出来ません。
そんな時に活用したいのがオンライン内見です。
ライブチャットを活用してスマホやパソコンから内見をする事ができるサービスです。
問い合わせフォームから事前に予約すれば、タイ赴任が決まったその日から、日本に居ながら物件探しを始めることが出来ます。
オンライン内見のみでお部屋を決めてしまうことも可能ですし、オンラインで候補を絞ってタイ着任後に実際に候補地のみを内見する事も可能。
落ち着いて、効率的にお部屋探しを進めることが出来ます。
おすすめポイント2|入居後に特典が受け取れる
入居特典を設けている不動産会社は多いですが、ディアライフの入居特典は少し個性的。
他社も設けている一般的な入居特典としては、生活総合保険無料・仲介手数料無料・バンコク都内の場合は引っ越し費用無料などがあります。
しかしディアライフはそれらの特典以外に、女性向けムエタイジムの初月会費無料や子供向けサッカークラブの月会費無料など、個性的な入居特典を設けています。
内容は不定期で変更される事もあるようですが、主に女性やお子様など、家族向けの特典が中心です。
おすすめポイント3|最低価格保証がある
スクンビット内で人気の物件の場合、複数の不動産会社が同じお部屋をご紹介しているケースが多々あります。
しかし、同じお部屋でも仲介してくれる不動産会社によって家賃が違っている事があるため、よりお得に借りるなら複数の会社の価格比較もしなければならず若干面倒です。
ディアライフは最低価格保証を行っているため、ホームページに記載の家賃が他社より高い場合は最低家賃から年間1万バーツ引きまたは相当のサービスを受ける事が可能です。
規約を見ているとこの保証を受けるのは若干ハードルが高そうな感じもしましたが、条件に合えば割引が受けられるので、ディアライフを利用する場合は気になる物件の家賃を別の不動産会社のサイトで事前に調べておくことをおすすめします。
サービス・サポートの概要
ディアライフのサービスや入居後のサポート内容は下記の通り。
対応可能な物件タイプ
- アパート
- コンドミニアム
- サービスアパート
- オフィス
物件探し・内見時のサポート
- オンライン内見
- ライフアドバイザーへの相談可能
契約・入居時のサポート
- 入居前の設備チェック
- 最低価格保証
入居時の特典
- 礼金・仲介手数料無料
- 生活保険加入
- 家族向けの特典(サッカースクールやジムの入会金無料など)
アフターサービス
- お客様相談窓口あり
- バンコク都内引っ越し費用負担
- 更新・退去時のサポート
会社情報
会社名:ディアライフby RENOSY (正式名称:RENOSY (Thailand) Co., Ltd.)
住所:19th Floor, Bhiraj Tower at EmQuartier 689 Sukhumvit Road, Klongton Nua, Vadhana, Bangkok 10110
電話番号:02-261-1188
ホームページ:https://www.dlife.co.jp/
会社名:株式会社GA technologies (ジーエーテクノロジーズ)
住所:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 40F
電話番号:03-4555-9811
ホームページ:https://www.ga-tech.co.jp/
すずき不動産|支店が多く相談しやすい
すずき不動産は、初めてタイに来る方よりも、既にタイに住んでいる日本人から根強い人気がある不動産会社です。
多くの日本人が利用するフジスーパー1号店のすぐ近くに店舗を構えていることや、印象に残るマスコットキャラクターを宣伝に活用していることなどから、在タイ日本人の中で非常に知名度が高いです。
4ベッドルーム以上の広めの物件の取扱いもしているため、お子様の多いご家庭などでベッドルーム数が多めの物件を探している方は特に重宝しそう。
日本人の在籍数も多く、内見時は必ず日本人が対応してくれるのも人気の理由。
おすすめポイント1|バンコクに4支店あり、利用しやすい
ひとつめのおすすめポイントはバンコクに4つの支店を展開しているという点です。
そのうち3支店はスクンビットエリア内にあるのですが、一つはBTSウドムスック駅の近くに位置しています。
希望エリアがスクンビットから外れていると紹介して貰える物件が少なくなってしまったり、断られてしまったりすることがあるのですが、すずき不動産であればスクンビット以外のエリアや郊外の物件をお探しの場合でも対応して貰えます。
郊外の工場勤務のためスクンビット中心部よりもオンヌットやウドムスックに住みたいと考える駐在員の方にとっては、とてもありがたいですね。
おすすめポイント2|退去時のデポジット建て替え対応
退去時のデポジットは、オーナーさんによって対応が遅い場合があります。
すずき不動産では、帰国前にデポジットの返却を建て替えで行ってくれるため、本帰国の際にタイの口座を閉じてしまう場合でもデポジットの振込先に困る事がありません。
また、ダメージによってデポジットが差し引かれる場合、そのダメージの内容に納得がいかなければ差し引かれた金額をすずき不動産が返却してくれます。
デポジットの返却について退去後にオーナーさんと揉めるという話は少なくないので、間にプロが入ってくれるのは心強いです。
おすすめポイント3|ホームページ記載の物件情報がすごく正直
すずき不動産のホームページには各物件のおすすめポイントや担当者のコメントなどが書かれた欄があるのですが、ここがかなり辛口で面白い。
辛口で面白いというだけでなく、実際に周辺の環境や相場、界隈の事情などを加味した上で書かれているコメントなので、物件のデメリットが非常にわかりやすいんです。
辛口なだけでなく褒めるべきところはしっかりと褒められている為、内見前の物件情報調査の際に活用できるページだと思います。
他の不動産会社を利用する場合でも、内見予定の物件情報はすずき不動産のページからチェックしておくのがおすすめです。
サービス・サポートの概要
すずき不動産のサービスや入居後のサポート内容は下記の通り。
対応可能な物件タイプ
- アパート
- コンドミニアム
- サービスアパート
- オフィス・店舗
- 工場・倉庫
物件探し・内見時のサポート
- オンライン内見
- 日本人スタッフによる内見案内
- お客様専用車での移動
- 貸し会議室の利用無料
契約・入居時のサポート
- 入居前の設備チェック
- 契約内容の交渉代行(家賃・家具など)
- 各種手続きの代行
入居時の特典
- 礼金・仲介手数料無料
- 生活保険加入
- 電化製品プレゼントなどの特典あり
アフターサービス
- オンライン管理システムでお部屋の管理状態をチェック
- バンコク都内引っ越し費用負担
- 更新・退去時のサポート
- デポジット返金代行
- トラブル時の電化製品貸し出し
会社情報
会社名:Suzuki Real Estate Thailand Co., Ltd.(すずき不動産)
住所:593/29 - 41 Soi Sukhumvit 33/1, Sukhumvit Rd., Khlong Tan Nua, Watthana, Bangkok 10110
電話番号:02-259-0611
メール:info@bangkok-suzuki.jp
ホームページ:https://www.bangkok-suzuki.jp/home.php
石川商事|創業20年以上の老舗!スクンビット以外のエリアに強い会社
石川商事は日本人経営の現地企業です。
2002年に創業した会社ですので、その歴史は20年以上になります。
長い間シーロム地区にオフィスを構えていた為、スクンビット以外のエリアの物件情報も豊富なのが魅力のひとつ。
代表者は、まだ発展の途中だったバンコクの事も知っているため、地域の事情や特性に詳しく、物件や周辺環境に対するアドバイスも細かく的確です。
新築物件もさることながら、古くから人気のある老舗アパートやコンドミニアムも持っている為、少々ワガママな希望でもどうにか叶えてもらえる可能性あり。
おすすめポイント1|シーロムエリアの物件に強い
2024年にスクンビットの方へ移転してきましたが、それまでの約20年間は長きに渡りシーロムエリアへ拠点を構えていました。
その為、シーロム・サトーンエリアの物件数が豊富なのはもちろんのこと、この地域の地理や特性についても熟知しています。
バンコクのオフィス街であるシーロムに通勤する日本人は多く、通勤効率を考えてシーロム・サトーンエリアで住居を構えたいと考える人も一定数います。
シーロム・サトーンエリアで物件を探している方は一度相談してみる価値のある会社と言えるでしょう。
おすすめポイント2|新築・築浅物件をまとめてチェックできる
多くの人が希望する「新築・築浅物件」他のホームページでも新築や築浅でフィルターをかけて検索することが出来ますが、石川商事の場合はホームページのトップで「新築・築浅」の特別なカテゴリが組まれている為、的を絞って探しやすいです。
「新築・築浅」が絶対に譲れない条件のひとつだという方は、まずは石川商事のホームページで物件情報をチェックして見るのが良いでしょう。
おすすめポイント3|賃料が上がれば上がるほど入居特典が増える
各社が工夫を凝らした入居特典を準備しているタイ不動産業界ですが、石川商事の入居特典は家賃が高ければ高いほど豪華になります。
例えば全てのお客様へのサービスとして引っ越し用の段ボール無料サービスや、荷物の運搬サービスがあるのですが、家賃が40,000バーツ超えた場合はウィシュレットの提供や日本のテレビが見れるインターネットの初年度無料などの特典が付与されます。
60,000バーツを超えた場合は、ウォシュレットが2台になり、浄水器のレンタル料に関する特典も追加されます。
この様な特典は「お得感」だけでなく、入居後に自分で手配する手間が省けるというのも魅力ですよね。
サービス・サポートの概要
石川商事のサービスや入居後のサポート内容は下記の通り。
対応可能な物件タイプ
- アパート
- コンドミニアム
- サービスアパート
物件探し・内見時のサポート
- 日本人スタッフによる内見案内
契約・入居時のサポート
- 入居前の設備チェック
- 契約内容の交渉代行(家賃・家具など)
入居時の特典
- 礼金・仲介手数料無料
- 電化製品プレゼントなどの特典あり
アフターサービス
- バンコク都内引っ越し費用負担
- 更新・退去時のサポート
- デポジット返金サポート
会社情報
会社名:ISHIKAWA Shoji Co.,Ltd.(石川商事)
住所:Vasu1 Building, 11th Floor, Room 1104/1, 1,Soi Sukhumvit 25 (Dang Prasert), Sukhumvit Rd., Klongtoey Nua, Wattana, Bangkok 10110
電話番号:02-236-3659
メール:sales@ishikawashoji.com
ホームページ:https://ishikawashoji.com/
アーバンランド|プロンポンエリアで知名度が高い地域密着型
アーバンランドは、スクンビットの中心であるプロンポンに事務所を構える不動産会社です。
会社の車が周辺を走っている事もあり、プロンポン周辺に住む方にはよく知られている会社のひとつ。
自社のウェブマガジンである「スクンビッター」というサイトでは、各物件の情報が細かく記載されていて、マメに更新されています。
お部屋の情報だけでなく施設内設備の情報やエリアの情報なども併せて紹介されているので、住んだ時のイメージもしやすいです。
おすすめポイント1|不用品の買取サービスがある
アーバンランドでは、引っ越しの際に不用品の買取サービスをおこなっています。
タイには日系のリサイクルショップも進出しているので、自分で売りに行ったり、寄付に持って行ったりすることも可能なのですが、大きな物がある場合や量が多い場合などは持って行くだけでも一苦労です。
また、タイトなスケジュールで帰国に向けた引っ越し準備を行う際、リサイクルショップへ行っている暇はないという人も多いでしょう。
事前予約にはなりますが、引っ越しの当日に不用品の査定をおこない、価格に納得すればそのまま買い取ってくれるため、とてもありがたいサービスです。
おすすめポイント2|ブログの更新頻度が高く、最新情報をゲットしやすい
概要でもお伝えしましたが、アーバンランドが運営する「スクンビッター」というウェブマガジンでは、不定期で物件や人気エリアが紹介されています。
物件の紹介ページには独自の物件チェックポイントが設けられており、その項目沿ってお部屋の隅々まで隈なく紹介されています。
ただ写真や動画で雰囲気を見るだけでなく、文字でしっかりと説明がされているので、内見前後でのギャップが生じにくいです。
おすすめポイント3|独自カテゴリでのおすすめ物件紹介がある
サイト内には「ペット可物件ページ」「27,000バーツ以下のサービスアパート」や、「コンドミニアムを貸したいタイ人向けのページ」など、他の会社のホームページではあまり見ない独自カテゴリが豊富です。
サービスアパートで27,000バーツ以下という文言だけでもかなり魅力的で、引き付けられますよね。
これらのように、独自のカテゴリを作っていたり、ホームページ全体を明るい雰囲気にしたりなど、「楽しみながらお部屋探し」が出来るような工夫が凝らされています。
もちろん一般的な「エリア」「賃料」などから探せるフィルターもあるので、自身のニーズに合うお部屋を検索しやすいですよ。
サービス・サポートの概要
アーバンランドのサービスや入居後のサポート内容は下記の通り。
対応可能な物件タイプ
- アパート
- コンドミニアム
- サービスアパート
物件探し・内見時のサポート
- オンライン内見
- 日本人スタッフによる内見案内
契約・入居時のサポート
- 入居前の設備チェック
- 契約内容の交渉代行(家賃・家具など)
- 契約時サポート
入居時の特典
- 礼金・仲介手数料無料
- 商品券や浄水器などの入居特典あり
アフターサービス
- バンコク都内引っ越し費用負担
- 更新・退去時のサポート
- デポジット返金サポート
- 退去時の不用品買取
会社情報
会社名:URBANLAND AGENT CO., LTD.(株式会社アーバンランド・エージェント)
住所:22 K Building Soi Sukhumvit 35, Sukhumvit Road, Klongton-Nua, Wattana, Bangkok 10110
電話番号:02-019-4823
ホームページ:https://urbanland.co.th/
その他の不動産会社
ここまででおすすめの不動産会社1位から5位をご紹介しましたが、バンコクにはその他にも日本人常駐の不動産会社が複数あります。
数ある中でも評判の良い5社を更にリストしました。
ヨシダ不動産
ヨシダ不動産は取り扱い物件が豊富で、バンコクだけでなくシラチャの物件のご紹介も可能な不動産会社です。
アパート、コンドミニアム、サービスアパートの紹介はもちろんですが、その他にオフィス向け・店舗向けの物件の賃貸や、製造業向けに工場の賃貸、そして各物件の購入や売却などにも対応しています。
賃貸以外の事業も行っている為、まずは「こんなことできますか?」という問い合わせも可能。
本社のバンコクだけでなくシラチャにも支店があるので、シラチャ住まいの方の入居後サポートも迅速に対応できます。
会社名:yoshida co.,ltd.(ヨシダ不動産)
住所:Vasu 01 Building, Room 1503 Floor 15,1 Soi Sukhumvit 25, Klongton-nua,Wattana, Bangkok 10110
電話番号:02-661-7711
メール:info@yoshida.co.th
ホームページ:https://yoshida.co.th/
西村不動産
アソークとナナの間にオフィスを構える西村不動産も、日本人経営の現地企業として評判の良い会社のひとつです。
ネット検索が多いためか、ホームページやブログなどに力を入れている会社が多い中、西村不動産のホームページはタイに住み始めてすぐの頃に知っておきたいお役立ち情報が盛りだくさん!
公共料金の支払いやメイド文化について、幼稚園や学校についてなど、ネットにも案外載っていない情報が満載です。
中でも、困った時に役立ちそうな日常で使える指差しタイ語帳がかなり重宝しそうです。
居住用の賃貸物件だけでなく、オフィス用物件や売買にも対応可能。
会社名:Nishimura Real Estate(西村不動産)
住所:10/146 (1601A) Floor 16 The Trendy Building Soi Sukhumvit 13, Klongtoey-Nua, Wattanna Bangkok 10110
電話番号:02-168-7478
メール:info@nishimurafudousan.com
ホームページ:https://nishimurafudousan.com/
アパマンショップ
今回出ている不動産会社の中で、日本では最も知名度が高いだろう会社がアパマンショップですが、タイではあまり勢力的な活動はしていない印象です。
とは言え、日本人駐在員を中心に会社単位でのリピーターも多い同社、自社管理物件の数が豊富なのが魅力と言えるでしょう。
一方で、他の不動産会社の様に入居特典が充実している訳でもなく、ホームページでの発信がわかりやすい訳でもないので、日本に本社があるという点にこだわりたいのであれば、日本へも問い合わせが出来る他社でも不可もなくと言うのが正直な感想。
しかし、日本側の知名度もかなり高いという点は安心感に繋がるでしょう。
会社名:APAMANSHOP(THAILAND)CO.,Ltd(アパマンショップ)
住所:JL House Bldg., 106 Sukhumvit 49 Rd., Klongton Nua, Wattana, Bangkok 10110
電話番号:02-261-1600
メール:info-bkk@apamanshop.com
ホームページ:https://www.apamanshop.com/reside/thailand/bangkok/
アルファベットホーム
アソークにオフィスを構えるアルファベットホームは2018年にできた比較的新しい会社です。
迅速かつ丁寧な対応に重きを置いており、問い合わせに対する返答は24時間以内行うことを原則としています。
その他にも引っ越しの際のサポートや入居後のケアなども丁寧に対応して貰えますし、LINEでやり取りが出来る手軽さも評価を得ており、良い口コミが多いのも特徴です。
アルファベットホームで特筆すべきは、退去時のダメージ費用の一部負担という、業界唯一のサービス。
退去時にダメージがあった場合、契約金額の10%までをアルファベットホーム側が保証してくれます。
その他にデポジットの振り込みサポートなども行っており、退去後も手続き等が全て完了するまで丁寧にサポートして貰えます。
会社名:alphabet home Co.,Ltd.(アルファベットホーム)
住所:2 Jasmine City, 20th floor, Unit 20C, Sukhumvit 23, Sukhumvit Rd., Klongtoey Nua, Wattana, Bangkok 10110
電話番号:02-001-3338
メール:info@alphabet-home.com
ホームページ:https://alphabet-home.com/
シグネットホーム
シグネットホームはSNSを活用した宣伝活動を得意とする不動産会社。
SNSでは物件情報だけでなくタイでの生活情報なども勢力的に発信しており、タイへ赴任する前にチェックすると、タイ生活のイメージがしやすいと評判が良いです。
シグネットホームはスピーディーで小回りのきく対応をモットーとしており、問い合わせのレスポンスも比較的早いのが特徴。
また、浄水器や日本のテレビのレンタル費用、幼稚園の入園料など、入居特典の豪華さで言えばナンバー1に値する会社のひとつです。
会社名:Cygnet Real Estate Co., Ltd.(シグネットホーム)
住所:No. 305/13 El Patio unit 121, Soi Sukhumvit 31 Rd., Klongton-Nua, Wattana, Bangkok 10110
電話番号:02-103-3223-4
メール:info@cygnethome.com
ホームページ:https://www.cygnethome.com/
まだまだある!タイ・バンコクのその他の不動産会社
ここまでで計10社の不動産会社をご紹介しましたが、バンコクだけで50を超える不動産会社があります。
以下はその一例です。
- 心友不動産:どちらかというと売買の方に力を入れている日系企業のタイ法人。
- ナーユー不動産:グループにタイ語学校もありタイ生活のスタートダッシュを総合サポート。
- バンコク不動産:春らんまんグループの会社。2022年にタカラホームを吸収し事業拡大。
- あぱまん情報:創業30年以上の老舗。サービスオフィスも経営している。
- 紅樹株式会社:2006年創業で長きに渡り信頼を得ている会社。戸建て住宅の賃貸にも対応可能。
- スターツ:入居特典が充実している。日本に本社あり。
まだまだたくさんありますが、今回改めて不動産会社について調べていると、数ある中にはコロナを経て廃業や売却してしまった会社がいくつもありました。
タイにある日系企業は駐在員を減らす動きも出てきており、今後少しずつバンコクに住む日本人は減少していくと予想されています。
そのため、不動産市場の競争はますます激しくなり、個人経営レベルの小さな会社や、時代の波に乗りきれない会社は淘汰されていくでしょう。
自身がタイ赴任中に仲介をお願いした会社が潰れてしまうケースも現実としてあり得る話ですので、バックグラウンドがしっかりしている日系企業や、地場企業でもある程度の規模のある不動産会社を選ぶことをおすすめします。
どこに住むのが良い?居住エリアを決める際のポイント
日本人ならスクンビットに住むのがおすすめ!これは周知の事実ですが、一括りにスクンビットといっても、範囲が広く選択肢が豊富です。
不動産会社にお任せしても全然かまわないのですが、エリアの中での特性を知っておくことで、お部屋選びの効率化も期待できます。
この項目では、勤務地や世帯構成によって異なる居住エリア決めのポイントをご紹介します。
【勤務地別】居住エリアを決めるポイントとおすすめ居住エリア
バンコク在住者の主な勤務地は概ね下記の通り。
- BTS沿線のオフィス街(アソーク~サイアム・シーロム周辺など)
- MRT沿線のオフィス街(シーロム周辺・ラマ9以北など)
- 郊外の工業団地(サムットプラカーン・パトゥンタニ・チョンブリなど)
通勤は毎日の事ですので、これらの勤務地への通勤がしやすいかどうかが、居住エリアを決めるポイントのひとつとなります。
BTS沿線で電車通勤の場合は、アソーク~エカマイあたりでBTSの駅から徒歩圏内のエリアを選ぶのがおすすめです。
MRT沿線の場合は乗り換えが発生しないアソーク駅(MRTスクンビット駅)周辺エリアを選ぶと良いでしょう。スクンビットにこだわらない場合はラマ9駅やシーロム駅の周辺が便利で快適です。
郊外の工業団地へ通勤する人の場合は出来るだけ渋滞の影響を避けるために、高速道路の乗り降りがしやすいエリアを選ぶのがおすすめ。
高速道路の乗り口はペッブリー通りのあたりと、プラカノンとオンヌットの間、そしてバンチャーク駅のあたりにあります。
それらを加味すると、トンローやエカマイでペッブリー通りまで通り抜けが出来る通りや、プラカノンの北側、そしてオンヌット周辺などがおすすめです。
アソークは高速の降り口が近いですが、夜間の渋滞はバンコク随一の酷さなので、車通勤の方は避けるのがベター。
プロンポンエリアはスクンビット通りもその他の抜け道も常に渋滞しているので、車移動がメインの方にはあまりおすすめしません。
【世帯構成別】居住エリアを決めるポイントとおすすめ居住エリア
タイに住む方は単身者だけでなく、ご夫婦での2人暮らしやファミリーで帯同をされる方など様々です。
ファミリーの場合は日本人学校の送迎の事や、周辺の幼稚園への送り迎え、ご近所付き合いのしやすさなども加味する必要がありますよね。
一方で、単身の場合はたとえコンパクトな間取りでも外食先の選択肢が豊富な方が良いかもしれません。
自身の生体構成に合わせ、何をしやすいのが一番快適に暮らせるのかを考えるのが、居住エリアを決める際のポイントになります。
世帯別でおすすめの居住エリアやコメントは下記の通りです。
- 単身者・夫婦:トンロー・エカマイの奇数側中盤あたり
- ファミリー:アソーク・プロンポン・トンロー奇数側
トンローやエカマイの奇数側中盤辺りは、築浅でコンパクトな間取りの物件が多く、単身者や夫婦で住むのに人気があります。
この辺りはこぢんまりとしたアットホームな感じの居酒屋やカフェも多い為、忙しくて自炊する時間が取れない単身者にとってはありがたい環境です。
トンローにはドンキモールがあるので、奥様が日用品や食材を買い出しするのも不便はありません。
一方でファミリーにアソーク・プロンポン・トンローの奇数側をおすすめするのは、日本人学校の送迎バスのルートの兼ね合いです。
このエリアはファミリー向けの広々とした間取りのアパートが多いため、物件選びの際に多くの選択肢の中から最良の一軒が選べるというのもおすすめした理由のひとつ。
日本人入居率が高いのでママ友付き合いもしやすいですし、エリア内に日本食材を販売するスーパーや、日本語対応可能な病院・クリニックもあり、けがや病気の多いお子様のいる世帯が安心して生活できるエリアです。
但し、アソークはソイ19よりも西側になると日本人よりも欧米人の入居率が高くなってしまうので、日本人同士の付き合いに重きを置く場合はソイ23あたりまででお部屋を選ぶと良いでしょう。
タイ・バンコクの賃貸物件選びの4つのポイント
初めてのお部屋選びは不動産会社の営業担当者へ色々と相談しながら決めるのがおすすめですが、お部屋探しや内見の際に困らないよう、以下4つのポイントは事前に押さえ、理解しておきましょう。
- 居住エリア
- 不動産の種類
- 建物や部屋の特徴
- 物件周辺環境
それぞれ、どのような点を意識しながらチェックすべきか以下にまとめました。
居住エリア
前の項目でもお話ししましたが、50,000人を超える日本人が住んでいると言われているバンコクの中でもその多くが住居を構えているのが、BTSアソーク駅からエカマイ駅あたりまでのスクンビットと呼ばれるエリア。
このエリアに日本人が集中している為、周辺は日本人に向けたサービスを提供する施設やお店が豊富にあります。
中でもプロンポンとトンローは特に日本人が多い為、初めてタイで生活する人にとっては安心して生活が出来る環境です。
住むエリアを決めかねている場合や、どこに住めば良いのかわからない場合は、まずこのエリアを中心に物件探しをするのが良いでしょう。
スクンビット内でもっと細かくエリアを絞る際に、前述のエリア決めのポイントを参考にしてみてください。
不動産の種類
タイの賃貸物件の種類は大きく3つに分けられます。
- アパート
- コンドミニアム
- サービスアパート
それぞれの特徴は下記の通りです。
■アパート
アパートは1棟丸ごと同じオーナーが管理しており、同じお部屋タイプの場合は備え付けられている家具の種類やお部屋の内装などが同じです。
家賃も基本的には同じ場合が多いのが特徴。
管理状態も部屋ごとに大きな差は無く、評判の良い物件はどのお部屋を見ても管理が行き届いています。
内見時に管理事務所へ行けば一棟で複数の空き部屋を見せてもらえる為、複数の部屋を比較検討しやすいです。
一方で電気代や水道代のユニット当たりの単価が独自に決められていることが多く、特に電気代は割高になる印象あり。
■コンドミニアム
コンドミニアムは部屋ごとにオーナーが異なるため、同じ間取りのお部屋でも内装や備え付けの家具、そして家賃も異なります。
お部屋の管理状態や対応の良し悪しもオーナーによってかなり差があるので、内見時にしっかりと確認し、オーナーの人柄が自分と合うかもチェックする必要があります。
良心的なオーナーの場合だと、欲しい家具の追加リクエストに応じてくれたり、毎年のエアコンクリーニングなどを無償で手配してくれたりしますが、良くないオーナーの場合は退去時のデポジット返却(※)が一切ないなど、トラブルが発生するケースも珍しくありません。
同じ間取りでもオーナーによって設定している家賃が異なるため、家賃が高い場合に値下げ交渉がしやすいのはコンドミニアムのメリットのひとつです。
(※)入居時に支払うデポジットは退去時の清掃や修繕費用を差し引いた額が返金されます。
■サービスアパート
最後にサービスアパートですが、こちらはベッドメイキングや清掃などのサービスが賃料に含まれているホテルライクな物件です。
ホテルライクと言っても、間取りや設備は一般的なアパートやコンドミニアムと同様で、冷蔵庫や洗濯機、キッチン設備なども備わっています。
賃料に各種サービス料が含まれるため、前述の2種類の物件と比較すると賃料が割高になりますが、その分掃除などの家事に時間を割く手間が省け、快適に過ごすことが出来るでしょう。
どちらかと言うと単身者向けのコンパクトな間取りの物件が多めです。
1か月や半年など、一年未満の契約の融通が利きやすく、短期出張者の生活拠点としても重宝されている物件タイプです。
建物や部屋の設備の特徴
次に建物や部屋の設備の特徴です。
日本の物件とタイの物件ではありとあらゆる点で違いがあります。
建物と部屋それぞれの違いを理解し、内見時に確認できるようにしておきましょう。
まず物件の設備についてです。
タイの物件は日本の賃貸物件とは異なり、以下のような設備が備わっている場合が多いです。
- 24時間対応のセキュリティ
- 入居者全員が利用できる共用設備
- シャトルカーなどでの送迎サービス
■24時間対応のセキュリティ
治安が良く住みやすいと言われるバンコクですが、日本と比較すると悪い部分も多いです。
そんなバンコクの物件には24時間対応のセキュリティが常駐しているのが一般的。
大手デベロッパーの物件は特に厳重で、セキュリティゲートだけでなく建物内やエレベーターに乗る際にもカードキーが必要です。
基本的にどの物件の入り口にもセキュリティゲートがありますが、物件によっては誰でも適当に通してしまうような甘い対応をしている場合があります。
内見時に物件の敷地内に入る際にガードマンがどのような対応をしているのかは確認しておきましょう。
■入居者全員が利用できる共用設備
日本と異なる特徴のひとつとして、タイの物件にはプールやジムなどの共用設備が備わっています。
物件により共用設備は異なりますが、スクンビットで日本人が住むクラスの物件の場合、プールとジムはデフォルトです。
その他にもコワーキングスペースやキッズスペース、バーベキューピッチやシュミレーションゴルフなど、独自に様々な設備を備えている物件があるので、内見時はお部屋だけでなく共用スペースもチェックしておきたいですね。
■シャトルカーなどでの送迎サービス
駅から離れている場合、送迎サービスを設けている物件も多いです。
送迎の内容は、物件から最寄り駅までのワンウェイだったり、定期的にシャトルカーが巡回していたり、電話をすれば最寄り駅まで迎えに来てくれたりなど、物件によりまちまちです。
基本は歩ける距離だったとしても、猛暑日や豪雨時などに送迎サービスがあるのと無いのとでは雲泥の差!徒歩10分以上の場合は送迎サービスの有無も確認してきましょう。
次に、お部屋の中で日本と異なる部分は主に下記です。
- 収納スペースが少ない
- ガスコンロが無い
- 家具家電が備え付けられている
■収納スペースが少ない
タイの物件は広いお部屋でも収納が少ないです。
衣装持ちの方や、趣味の道具が嵩張る方など、荷物の多い方は、必要な部屋数+1部屋の間取りで物件を探す人もいる程です。
内見時に収納スペースの確認をするだけでなく、追加で収納棚や衣装ケースなどを置くスペースが十分にあるかなども確認する事を忘れずに。
■ガスコンロが無い
タイの物件のキッチンは基本的に電気コンロです。
古い物件の場合はガスコンロの場合もありますが、電気コンロのキッチンを後からガスコンロへと変更することはできません。
どうしてもガスコンロにこだわりたい場合は築数十年の古めの物件を中心に探すのもアリです。
ただし、タイのガスコンロは基本的にプロパンガスになります。
基本的には物件の管理スタッフが定期的に交換に来てくれるので不便はありませんが、余計な費用が掛かってしまうことは念頭に入れておきましょう。
■家具家電が備え付けられている
タイの物件は、基本的な家具家電が備わっているのが普通です。
洗濯機は物件によってついていない場合があるので、内見時に必ず有無を確認しましょう。
その他必要なものはケースバイケースでオーナーへリクエストが可能です。
不動産会社を仲介している場合は、不動産会社へ相談し、オーナーへリクエストして貰うのが良いでしょう。
一方でお部屋の中の不用品は事前に撤去して貰うことも可能です。
大型家具は難しいですが観葉植物やちょっとしたラグマットなどであれば、入居前に撤去に応じてくれる場合があります。
置いていて経年劣化してしまったり、不意に破損してしまったりしてはいけないので、いらないものも事前撤去をリクエストする事をおすすめします。
物件周辺環境
最後は物件の周辺環境です。
日本の場合も引っ越しの際は周辺環境をしっかりと確認するかと思いますが、タイの物件探しで特に確認しておきたいのは以下3点。
- 冠水情報
- 朝晩の渋滞
- 高速道路へのアクセス
■冠水情報
雨季になると毎日のようにゲリラ豪雨が降るバンコク。
その度に川の様に水が溢れてしまう道路は多数あります。
冠水しやすい道沿いの物件に住んでしまうと、帰宅時間に豪雨に見舞われ家に帰れなくなったり、冠水した汚い川を渡って帰る羽目になったりなど、不便なことがあります。
また、水は雑菌が多く不衛生なので、むやみに足を入れてしまったりすると感染症になる可能性も無きにしも非ず。
物件周辺の冠水情報は、不動産会社で内見を担当する人であれば頭に入っているはずですので、内見時に担当者に聞いてみるのが一番です。
■朝晩の渋滞と高速道路へのアクセス
居住エリアの項目でも少しお話ししましたが、タイ赴任後に車通勤となる方は、朝晩の渋滞や高速道路へのアクセスも確認しておきたいポイントです。
スクンビットだけでなく、バンコクの朝晩の渋滞は本当にひどく、渋滞しやすい通りに住んでしまうと通勤時間にも大きく影響します。
内見する昼間は空いている道でも夕方から夜にかけての帰宅ラッシュ時には混みあう場合があるため、該当する時間帯に周辺だけでも再度見に行ってみるのがおすすめです。
渋滞情報に関しても、不動産会社の人が当たり前に知っている情報なので、こちらも併せて内見時に確認するのがベター。
入居までの流れ
最後に問い合わせから入居までどのようなプロセスで進んでいくのかも簡単に解説していきます。
流れは日本で賃貸物件を契約する時と同じような感じですのでそこまで心配する必要はありません。
問い合わせから入居までは概ね以下の5つのステップがあります。
- 問い合わせ
- 内見
- 予約
- 契約
- 入居準備
- 入居
1.問い合わせ
バンコクでの生活が決まったら、まずは不動産会社へ問い合わせをします。
問い合わせの際に予算や立地、間取りなどの希望を聞かれるので、解答は準備しておいてください。
立地や間取りは最適解がわからないという方も多いと思いますので、その辺りはある程度の希望を伝えて不動産会社にお任せしたり、相談ベースで一緒に決めていったりするのが良いでしょう。
多くの不動産会社がLINEでの問い合わせに対応しているので、気軽に話せますよ。
インターネットで既に気になる物件を見つけている場合は、それを伝えた上で、その他の似たような物件をピックアップして貰うという方法もあります。
2.内見
問い合わせやヒアリングの内容を基に不動産会社が物件リストを作成します。
不動産会社から物件リストが届いたら日程調整をおこない、いざ内見です!
最近ではオンラインで内見が出来る不動産会社も増えているので、現地で直接お部屋を確認するだけでなく、日本に居ながら内見を進める事も可能。
3.予約
内見を経て住みたい物件が決まったら予約へと進みます。
これはまだ契約ではなく仮押さえの状態です。
予約の際にオーナーへ手付金を支払うことで、入居予定日まで物件をキープしておいてもらうことが出来ます。
支払った手付金は初月の家賃に充てられたり、契約後に返金して貰ったりするのが一般的です。
予約金の相場は20,000バーツですが、予約から入居までの期間が長い場合や、オーナーの意向によっては家賃1か月分を求められる場合があります。
予約をキャンセルした場合の返金は無いので注意しましょう。
予約時に家賃や入居条件の合意など、全ての事をクリアにするので、家賃交渉や家具家電の追加購入リクエストなどはこのステップで行います。
4.契約
次に物件のオーナーと賃貸借契約を結ぶために、契約書を作成します。
契約書は基本的に不動産会社が作成を代行してくれますので、特に何もする必要はありません。
契約書が完成したら記載内容を確認し、問題なければこのプロセスは完了です。
契約書内で確認しておくべきところは全てですが、中でも家賃支払い日と、支払い遅延の際のペナルティについては十分確認しておきましょう。
毎月の事ですが忘れてしまいがちな家賃の支払いは、給料日の翌日に設定してもらうなど、自身が払いやすい日付やサイクルで出来ないか相談してみるのがおすすめです。
ちなみに契約書はタイでの居住証明や在留証明の取得などでも活用できる書類となるので、なくさないようキープしておいてくださいね。
5.入居準備
契約書に問題がなければ、不動産会社のスタッフが入居の為の設備チェックやインフラの確認作業、各種手続きを行います。
契約前に家電や家具などをリクエストしている場合は、極力この準備の際に入れてしまいますが、タイミングが間に合わない場合は後日搬入になる場合もあります。
6.入居
入居準備が完了したらいよいよ入居です。
入居時は不動産会社スタッフ立会いの下、以下の事をおこないます。
- 賃貸借契約の締結
- デポジットの支払い
- 設備の確認(傷や汚れなど)
- カギの受け渡し
デポジットについては家賃の2か月分が一般的ですので、家賃40,000バーツの場合は80,000バーツを準備しておきましょう。
設備の確認は傷や汚れだけでなく、電化製品が正常に動くか、シャワーからお湯がちゃんと出るかなども併せて確認します。
また、以後のトラブルを避けるために気が付いた傷や汚れは全て指摘し、可能であれば写真や動画に撮って残しておきましょう。
おすすめ不動産会社まとめ
この記事ではタイ・バンコクのおすすめ不動産会社トップ5と、バンコクで賃貸物件を選ぶ時の豆知識を色々と合わせてご紹介しました。
これさえ読めば不動産会社の事も、物件選びのポイントも入居までのプロセスも全てわかる内容になっているので、タイ・バンコクでの生活を始める際のお供にして頂けると嬉しいです。
メインでご紹介したのはおすすめの不動産会社でしたが、信頼できる不動産会社に出会えると、住居探しや入居時だけでなく、入居後の相談や退去時の手続き等も安心して行うことが出来ます。
右も左もわからない不安だらけのバンコク生活が少しでも安心できるものになるように。
どの不動産会社の方々もきっとそのような想いで、日本からのお客様のサポートを行っているはずです。
今回の内容をお読みいただいた一人でも多くの方が、最良の一社、そして最高の担当者に出会うことができ、タイ・バンコクでの新生活を楽しみながら始められる事を願っています!
※当記事でご紹介した各社の入居特典やサービスの内容は予告なく変更や廃止となる可能性があるため、問い合わせ時に同様の特典やサービスが受けられない可能性があることをご了承ください。